祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。
『平家物語』(へいけものがたり)とは、日本の軍記物語の中でも代表的な作品として知られている物語である。鎌倉時代中期頃に成立したものと見られている。著者に関しては信濃前司行長とする説があるが不明。平清盛を中心にして平氏政権の隆盛と衰亡を和漢混合文で記している。仏教的無常観に基づき、琵琶法師によって語り継がれたという。