三日月
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三日月(みかづき、英:crescent moon、仏:croissant)とは、太陰暦で、毎月の第3日の夜に出る月、つまり月齢2の月のことである。三日月は、太陽から2時間弱遅れて昇り、遅れて沈む。
観測[編集]
三日月は-7等星であり、半月のときの約1/16、満月のときの約1/160でしかない。その上太陽に近いので、三日月を見られるのは日没直後に限られる。薄明が終わった直後に沈んでしまうので、じっくり観測するには薄明中から行わなければならない。このとき三日月は横向きになり、見えているのは月の下側になる。危機の海やスミス海、フンボルト海などが見られるが、地平線に近いので地形は詳しくは分かりにくい。これらの地形は、満月直後に観測するのがよい。
ローマ字表記・ローマ字入力[編集]
ローマ字表記で書くと「MIKAZUKI」。ローマ字入力は「MIKADUKI」であるが、もし、ヘボン式で、「三日月=MIKADUKI」にすると、「MIKADUKI=みかどぅき(みかでゅき)」と読まれてしまうので要注意。
曲名[編集]
2006年9月27日に発売された絢香のヒット曲。オリジナルキーはD(ニ長調)。最低音:B2(約246.94Hz)、最高音:D4(約587.33Hz)。参照ページは、「三日月 (絢香の曲)」。
地名[編集]
時代小説[編集]
日本の「歴史もの」の物語では、刀による傷跡がしばしば三日月に見立てられる。
村上浪六の小説『三日月』(1891年)は、主人公の侠客・治郎吉が14歳のときに武士と喧嘩をしたため、両腕に三日月のような傷跡が残っているという設定である。
佐々木味津三の小説『旗本退屈男』(1929年~)では、主人公・早乙女主水之介の眉間に、三日月型の傷跡が存在している。