三岐鉄道801系電車
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三岐鉄道801系電車(さんぎてつどう801けいでんしゃ)は、三岐鉄道三岐線にて使用される元西武701系電車のこと。本項では、台車が空気ばね台車の851系についても記述する。
概要[編集]
三岐鉄道の三岐線に従来から在籍していた、元小田急や西武の吊り掛け車の淘汰のために1989年から1997年にかけて西武701系3連4本が移籍した。
うち1992年までの2本は台車をFS342系で統一し801系に区分され、1995年譲受分に関しては台車をFS372とFS072で統一し、851系に区分。1997年の最終増備車については台車統一がなされず、Tc車のみクハ1851形とされ、系列上は801系に区分された。
クモハについてはすべて中間車のモハ701にクハ1701の運転台を取り付けたものである。
事故廃車[編集]
851系851Fについては2013年に踏切事故を起こしクハを失ったが、代わりに部品取りとして譲り受けていた西武101系電車のクハ1238を整備してクハ1881とし、運用に復帰した。
塗色変更[編集]
運用開始当初は黄色とオレンジのツートンカラーをまとっていたが、805Fは2018年に西武時代の黄色1色に、803Fも2019年に同じく西武時代の赤電塗装に復刻された。
今後[編集]
2024年時点で上記の1両以外廃車は出ていないが、車齢は50年を優に超えて老朽化も進み、元701系の地方譲渡車も三岐鉄道以外からすべて引退していることや、JR東海から211系が譲渡されたことから、数年以内に全廃となるのは確実と思われる。
関連項目[編集]
- 養老鉄道7700系電車 - 車齢は本系列より上であるにもかかわらず、さらに30年
こき使う予定の大長老。