ロコン

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ロコン
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基礎データ
英語名Vulpix
進化体系たねポケモン
進化前なし
進化後キュウコン
世代第1世代
ポケモン学
分類きつねポケモン
タイプほのお
高さ0.6m
重さ9.9kg
特性もらいび
かくれ特性ひでり

ロコンは、ポケットモンスターシリーズに登場する1010種のポケモン(架空の生物)のうちの一種である。

特徴[編集]

茶褐色の胴体を持ち、先端がカールした6本の尾を持つ。小型犬に近いキツネの様な姿をしており、ダークブラウンの瞳と小さな口、正三角形に近い丸っこい耳を持つ。頭の上にも尾と似た毛が3本生えており、尾と同様の橙色をしている。腹部は薄黄色であるほか、4本の足は半分より下側が胴体よりも濃い茶色をしている。

生まれたばかりの頃は真っ白で1本の尾しか持たないが、成長するにつれて先端から尾が分かれる。(ただし、タマゴから生まれる時は成体と変わらない。)その毛皮と尾は美しく、成長するとその毛皮はより分厚く豪華になる。体内には消えない炎があり、体温が上がると熱くなり過ぎないように口から炎を吐き出す。

自分より強い敵に遭うと、怪我を負った振りをして敵を騙し無傷で逃げ出す。炎を意のままに操り、鬼火を作り出す。進化する直前は6本の尻尾は火の如く熱くなる。

名称[編集]

このポケモンの尻尾の数は「六」であり、日本語ではキツネの鳴き声を表す擬音語は「コン」である。

英語では"Vulpix"といい、"Vulpes"はラテン語でキツネを意味しキツネ属学名となっており、6は"six"という。ドイツ語でも同じく"Vulpix"である。

英語版のベータ版では"Foxfire"という名前だった。

フランス語では"Goupix"といい、フランスの古語でキツネは"goupil"(現代語では"renard")で、6は"six"(スィス)になる。

中国語では「六尾」(普通語/漢語ピンインLiùwěi, 広東語/改Yale式:Luk6mei5)すなわち特徴通りそのまま「六つの尾」である。韓国語では「식스테일」(Sikseuteil)という名で英語からの音訳だが、英語名とは関連がない。

ゲームでのロコン[編集]

』『リーフグリーン』ではポケモンやしき及び7、8ばんどうろ、『』『ソウルシルバー』では7、8、36、37ばんどうろに出現する。また『ピカチュウ』ではスロットの景品で手に入る。『赤・青』『金・クリスタル』『ファイアレッド』『ハートゴールド』では出現しない(代わりにガーディが出現する)ため、手に入れるには交換が必要となる。また『ルビー・サファイア・エメラルド』ではおくりびやまの外壁に出現する。『ブラック・ホワイト』では殿堂入り後にほうじょうのやしろで高レベルのものが出現する。

「とくこう」及び「とくぼう」は平均的だが、「HP」が低く、「こうげき」と「ぼうぎょ」は下位20%に入る。アイテム「ほのおのいし」を使用することでキュウコンへと進化するが、石を使って進化する他のポケモンと同様、進化後はレベルアップしても新しい技を覚えない。『ダイヤモンド・パール』以降ではタマゴ技でくさタイプのわざ「エナジーボール」を覚える。

GBA版以降では、野生のロコンが「チーゴのみ」を持っていることが多い。

『ブラック・ホワイト』にて、ポケモンドリームワールドで入手したロコンは、従来グラードン専用であった「ひでり」の特性を持っている。

『ブラック2・ホワイト2」ではほうじょうの社で捕獲ができる。隠し穴にいるロコンは隠れ特性「ひでり」を持っているので、Wi-Fiを使わずに隠れ特性のロコンを入手できるようになった。

外伝作品でのロコン[編集]

ポケモンスタジアム2』の「ジムリーダーのしろ」ではアニメと同じくタケシの手持ちポケモンになっている。因みに「うら」では、キュウコンに進化している(同様に「うら」ではアニメの手持ちであったゴルバットも使用している)。

ポケモンXD』ではシャドー戦闘員フェレスが所持するダークポケモンとして登場。通常覚えない「あまえる」を習得している。

ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』では、主人公及びパートナー候補として追加された。

大乱闘スマッシュブラザーズスペシャルでアシストとして登場。火炎で攻撃する。8月8日のダイレクトで明らかになった。

アニメでのロコン[編集]

無印ではタケシのポケモンとして登場。タケシ (アニメポケットモンスター)#無印編から登場したポケモンを参照。

サンムーンリーリエが使用。アローラなので体が白くなっている。メタモンのストーリーでメタモンが化けた。アローラの危機のストーリーで一瞬だけ普通の姿が登場した。前者は2018年8月29日おはスタで再放送され、後者は2018年8月23日に放送され、翌週のおはスタで再放送された。

ポケモンカードでのロコン[編集]

ポケモンカードゲームではたねポケモンの位置づけであり、多くのセットのスターターにロコンが含まれている。初期のシリーズから登場し、キュウコンと共に戦闘に用いられる。

漫画でのロコン[編集]

ポケットモンスターSPECIAL』ではマサキのポケモンとして登場。

ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』ではヒノアラシと供に準レギュラーとして登場。キャラウェイのポケモンであり、ココナッツとは仲良し。ヒノアラシをリーダーにする事を望んでいる他、彼の事が大好き。だが鈍感なヒノアラシがそれに気付かない事で逆に腹を立たせている。性別は♀で、関西弁で喋り、尻尾についているリボンが特徴。

ポケモンゲットだぜ!』では野生のポケモンとして登場し、復讐マニアのシンジの手を噛み付いた事で追われる羽目になるが、途中で(「ほのおのいし」を使わずに)キュウコンに進化した。

参考文献[編集]

出版物
  • Barbo, Maria. The Official Pokémon Handbook. Scholastic Publishing, 1999. ISBN 0439154049.
  • Loe, Casey, ed. Pokémon Special Pikachu Edition Official Perfect Guide. Sunnydale, CA: Empire 21 Publishing, 1999. ISBN 1930206151.
  • Nintendo Power. Official Nintendo Pokémon FireRed & Pokémon LeafGreen Player’s Guide. Nintendo of America Inc., August 2004. ISBN 193020650X
  • Mylonas, Eric. Pokémon Pokédex Collector’s Edition: Prima’s Official Pokémon Guide. Prima Games, September 21 2004. ISBN 0761547614
  • Nintendo Power. Official Nintendo Pokémon Emerald Version Player’s Guide. Nintendo of America Inc., April 2005. ISBN 1930206585

関連項目[編集]