レーミッシュ・ミシュラー

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レーミッシュ・ミシュラー:Ramesh Mishra、ラメシュ・ミシュラ[1]ラメッシュ・ミシュラとも[2])は、インドカナダ人の社会学者[1]ヨーク大学名誉教授[3]

イギリスの大学で学んだ社会福祉論の理論家[1]。『危機に立つ福祉国家』(1984年)は1980年代の福祉国家論の代表的な文献の一つ[1]。福祉国家の危機を克服する新たな選択肢として、「コーポラティズム型福祉国家」に着目した[1]西ドイツオーストリアオランダスウェーデンをコーポラティズム型福祉国家だとしている[4]

主著[編集]

  • Society and Social Policy : Theory and Practice of Welfare, London: Macmillan, 1977 (『社会と社会政策――福祉の理論と実際』)[1]
  • Tha Welfare State in Crisis, Sussex: The Harvester Press Publishing Group, 1984 (『危機に立つ福祉国家』)[1]
  • The welfare state in capitalist society: policies of retrenchment and maintenance in Europe, North America and Australia, London: Routledge, 1990
    • 『福祉国家と資本主義――福祉国家再生への視点』 レーミッシュ・ミシュラー著、丸谷泠史、安藤康士、河内朗、小嶋智明、山本香訳、晃洋書房、1995年

出典[編集]

  1. a b c d e f g 富永健一『社会変動の中の福祉国家――家族の失敗と国家の新しい機能』中央公論新社(中公新書)、2001年、132-135頁
  2. 柏野健三「【翻訳】ラメッシュ・ミシュラ,『社会と社会政策:マルクス主義的展望』」『社会福祉研究所報』第10号、1982年4月
  3. Globalization and the Welfare State Amazon.co.jp
  4. 『社会変動の中の福祉国家――家族の失敗と国家の新しい機能』153頁