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モンテネグロ鉄道
モンテネグロ鉄道(セルビア語:Жељезнички превоз Црне Горе,Željeznički prevoz Crne Gore、略称:ЖПЦГ,ŽPCG)とはモンテネグロで鉄道事業を行う鉄道会社である。2008年の設立当初はモンテネグロ国内の鉄道旅客輸送と鉄道貨物輸送を行っていたが2011年以降旅客輸送のみを行っている。89%が国有である。
歴史[編集]
2006年にモンテネグロがセルビア・モンテネグロから独立するとセルビア鉄道あら引き継いだインフラなどとともに国有企業としてЖељзница Црне Гореが設立された。2008年の欧州鉄道市場の自由化に関するEU指令に伴い、2つの会社に分割された:
- Железничка инфраструктура Црне Горе(鉄道インフラ担当)
- Жељезнички превоз Црне Горе(鉄道輸送)
2011年にЖЦРГは組織の再編を行い、2つの新しい会社が設立された:
- МОНТЕЦАРГО АД(貨物輸送)
- Одржавање жељезничких возних средстава(鉄道車両の検査)
それ以来ЖЦРГは鉄道旅客輸送のみを担当している。本社は首都ポドゴリツァにある。
車両[編集]
バルからセルビア国境までのM11号線の国境を超える列車をけん引するのは、ルーマニアで製造されたJŽ461型電気機関車が走る。ソ連で製造された412型電気機関車も用いられる。アルバニア国境までの路線はEDM G16型ディーゼル機関車が用いられる。
2013年からはスペインのCAFの最新型機関車6111型電気機関車もつかわれている。
客車は前身の鉄道と他国からの譲渡車などがある。例えばベオグラード-バル間の毎日運行される急行はフランス製の長距離用客車が使用されている。
列車[編集]
2つの種類の列車(Локални воз(旅客列車(地域列車)),Брзи воз(急行列車))が運行されており、旅客列車は全て2等車のみで構成されすべての駅に停車する。ベオグラードとバル間を結ぶ急行列車は毎日1往復または2往復運行される(時期により本数は異なる)。この列車は1等車と2等車で構成されている。
公式サイトによると旅客列車の運行形態は以下の通り。
- ビイェロ・ポリェ-ポドゴリツァ間:1日3往復
- ポドゴリツァ-バル間:1日9往復
- ポドゴリツァ-ニクシチ間:1日5往復
路線一覧[編集]
- モンテネグロ鉄道M11号線(ベオグラード=バル線、ヴルブニツァ駅-バル駅間)
- モンテネグロ鉄道M21号線(ポドゴリツァ=シュコドラ線、ポドゴリツァ駅-トゥジ駅間)
- モンテネグロ鉄道R11号線(ニクシチ駅-ポドゴリツァ駅間)