モンティ・パイソン
モンティ・パイソン(Monty Python)とは、イギリスを代表するコメディアン集団。
概要[編集]
メンバーは全員、ケンブリッジ大学・オックスフォード大学・オクシデンタル大学といった有名大学を卒業した秀才。コント(スケッチ)の作風は哲学的であり、ブラックジョークを大量に含む。スケッチの対象になるのは時事ネタは勿論のこと、下ネタ・グロから差別・同性愛、果には英国王室や番組への苦情、ナチスドイツなど何でもあり。その何でもネタにする姿勢からイギリスだけでなく、アメリカやドイツ、そして我らが日本でも人気を博し、英国のコメディを分類する際にモンティ・パイソンが一つの基準となっている。
日本版では広川太一郎、山田康雄、納谷悟朗、飯塚昭三、古川登志夫、青野武といった舞台役者出身の声優によって吹き替えが行われ、特に広川太一郎のアドリブは有名。日本語吹き替えで見るのも一興だが、やはりここは原語版を字幕で見るのがスケッチの本来の意味を知ることが出来ておすすめ。
メンバー[編集]
- グレアム・チャップマン
吹き替え:山田康雄→安原義人
メンバーの中で最も主役を演じた回数が多い。ケンブリッジ大で医学を学んだため、医師免許持ち。1970年代に自身がゲイであることを公表し、ゲイの人権を守るために活動していた。1989年、48歳の若さでこの世を去った。彼の遺灰はコントの小道具にされた。
- ジョン・クリーズ
吹き替え:近石真介→納谷悟朗→納谷六朗
ケンブリッジ大で法学を学び、弁護士資格持ち。冠番組の「空飛ぶモンティ・パイソン」は第4シリーズ以外に出演。第4シリーズに出なかったのは飽きたから。
- テリー・ジョーンズ
吹き替え:飯塚昭三
オックスフォード大学卒業。スケッチでは女装したおばさんの役回りが多かった。中世時代への造詣が深く、ジェフリー・チョーサーや十字軍の研究論文を発表している。
- マイケル・ペイリン
吹き替え:青野武
オックスフォード大卒業。温厚な顔で名バイプレイヤーとして活躍。スケッチではアナウンサー役を演じることが多かった。
- エリック・アイドル
吹き替え:広川太一郎
ケンブリッジ大で言語学を学んでいたこともあってか、彼が手がけるスケッチは言葉遊びを取り入れたものが多く、歌もうまかったのでミュージカル的なスケッチも多い。
- テリー・ギリアム
吹き替え:古川登志夫
メンバー唯一のアメリカ人。スケッチとスケッチの間に流れるミニアニメを担当していた。スペイン宗教裁判でのスコティッシュ訛りの枢機卿などでスケッチにも参加していた。
主なスケッチ[編集]
まさかの時のスペイン宗教裁判[編集]
NOBODY expects the Spanish Inquisition!!
スペイン宗教裁判のワードを聞きつけてどこからともなく現れる異端審問官。ただこいつらはめちゃくちゃ段取りが悪い。そのgdgdを楽しむスケッチ。
SPAM[編集]
SPAM♪SPAM♪SPAM♪SPAM♪SPAM♪SPAM♪SPAM♪SPAM♪Lovely SPAM~♪Wonderful SPAM~♪
詳細は「スパム (コント)」を参照
ほとんどの料理にスパムの入っている街の料理店。スパムメールはこのスケッチが語源。ガールズ&パンツァーがOVAでパロディ。
死んだオウム[編集]
これは『元オウム』だ!
言葉遊びスケッチ。”死んだ”の言い換えパターンを学べる良スケッチ。
殺人ジョーク[編集]
聞いた人が笑い死ぬジョークでナチス軍に大ダメージを!そしてドイツも殺人ジョークを作って報復するも・・・
バカ歩き省[編集]
ワケのわからん歩き方の権利申請を扱うお役所の仕事風景。
Python[編集]
プログラミング言語のPythonの名はこれに由来する。また、Pythonでは、メタ構文変数としてspam、ham、eggsなどを用いるが、これもこの番組のため。