ミシシッピアカミミガメ
ミシシッピアカミミガメとは、ヌマガメ科の分類されるアカミミガメの亜種である。「ミシシッピーアカミミガメ」とも呼ばれる。
形状[編集]
甲長は、オス26.1cm、メス32.8cmになる。オスよりもメスの方が大きくなる。
甲羅はゆるやかなドーム状。背甲には1本のキールがある。背面の後縁はキザキザする。
背甲は黄色く、褐色の紋がある。耳の後方には赤い紋がある。
黒化すると甲羅黄色い紋と首の赤い紋が消え、黒く縁取られている。一方、幼体は鮮やかな緑色。
生態[編集]
雑食性であり、藻類や水草、水生昆虫、ザリガニなどのエビ、貝類、魚類を食べる。
分布域[編集]
メキシコ(コアウィラ州、ヌエボ・レオン州、タマウリパス州)やアメリカ(アラバマ州、アーカンソー州、フロリダ州、ジョージア州、イリノイ州、インディ州、イリノイ州、アイオワ州、カンザス州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、ミスリスーリ、ネブラスカ、ニューメキシコ東部、オハイオ、オクラホマ、 テネシー、テキサス、ウェストバージニア、ウィスコンシン)に分布する。
アルゼンチン、オーストラリア(ニューサウスウェールズ)、 オーストラリア(ニューサウスウェールズ、クイーンズランド、ビクトリア)、オーストリア、バハマ、バーレーン、ベルギム、バミューダ、ブルガリア、ブラジル、英領バージン諸島、 カンボジア、カナダ(オンタリオ州)、ケイマン諸島、チリ、 中国(香港)、コロンビア、キプロス、チェコ共和国、 デンマーク、ドミニカ共和国、エクアドル、エジプト、フィンランド、フランス、フランス領ポリネシア、ドイツ、イギリス、ギリシャ、グアドループ、グアム、ガイアナ、ホンジュラス、ハンガリー、インドネシア(ジャワ島、カリマンタン島、パプア島、スラウェシ島、スマトラ島)、インド(ゴアゴア)、イラン(マザンダラン、テヘラン)、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本(北海道、本州、四国、九州、琉球列島)、ラトビア、マレーシア(東部、西部)、マルティニーク、マルティニーク、メキシコ、ミクロネシア、ミャンマー、オランダ、オランダ領アンティル、ニュージーランド、ニカラグア、北マリアナ諸島(サイパン)、パラオ、パナマ、フィリピン(セブ島、ルソン島、ミンダナオ島)、ポーランド、ポルトガル、プエルトリコ、レユニオン、ロシア、サウジアラビア、セイシェル(マヘ島)、シンガポール、シント・マールテン島、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、韓国、スペイン(バレアレス諸島、 コンチネンタル)、スリランカ、スリナム、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、トリニダード、トルコ、米国(アリゾナ、カリフォルニア州、コロラド州、コネチカット州、デラウェア州、フロリダ州、ハワイ州、メイン州、メリーランド州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州[西部]、ニューヨーク州、ノースカロライナ州、オハイオ州、オレゴン州、ペンシルベニア州、サウスカロライナ州、ヴァージニア州、ワシントン州)、米領ヴァージン諸島、ベトナムに人的移入されている
主に流れが緩く、日光浴が出来る陸地がある事を好む。汽水域にも生息する。
人間との関係[編集]
日本への移入[編集]
アメリカからペット目的で1950年代に輸入されるようになった。
そのペット用個体が野外に逃がされ、1960年代後半から野外でも見られる様になった。
蓮や菱、ジュンサイの食害やニホンイシガメとの生存競争、ニホンザリガニ、イトヨの捕食が知られている。
規制[編集]
2023年6月1日、アメリカザリガニと共に条件付き特定外来生物に指定された。