フュージョン (音楽)
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フュージョン(fusion)とは、ジャズから派生した音楽ジャンルの一つである。ジャズにロックやシンセサイザーなどの電子楽器を融合(フュージョン)させたものと説明されることが多い。日本においてはT-SQUAREやCASIOPEAが有名。
概要[編集]
フュージョンの原型は1960年代後半に生まれたとされ、当時は「クロスオーバー」と呼ばれていた。当時からジャズにシンセサイザーなどの電子楽器を取り入れる試みがされていた。同時期にはギターのエフェクターも発展しつつあり、ディープ・パープルらに代表されるハードロックが登場しつつあった。それらをさらに取り込み、クロスオーバーを発展させたものが「フュージョン」であるとされている。なお、フュージョンからさらに派生したものとしてスムースジャズという音楽ジャンルもある。フュージョンを演奏するアーティストとスムーズジャズを演奏するアーティストが同じ場合もある。どちらもインストゥルメンタルのため、テレビやラジオのBGMのほか、店内BGMとして使われることも多い。代表例として、T-SQUAREのTRUTHという楽曲がある。この曲は1987年にリリースされた楽曲であるが、日本におけるF1のテーマ曲として長らく使用されていたためバラエティ番組でレースや自動車に関連する場面でよく使用されている曲である。
使用される楽器[編集]
ギターとベース、ドラムはほぼ使われており、さらにピアノやキーボードなどの鍵盤楽器やサックスが用いられることがある。サックスの代わりにウインドシンセサイザーを使用することもある。