ウインドシンセサイザー
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ウインドシンセサイザー(Wind Synthesizer)とは、電子楽器の一つである。息を吹き込むことでコントロールできるため、より柔軟な表現が可能とされている。
概要[編集]
一般的な管楽器と同じように演奏できるのが特徴であり、運指や調だけでなく、音色も自由に変えて演奏することができる。かつてはコントローラと音源が分かれていたものの、近年の新しい機種はPCM音源を内蔵した機種も多く、取り回しが容易になっている。 AKAIのEWIの近未来的なフォルムやローランドのエアロフォンの独特なデザイン、ヤマハのYDS-150のように従来の楽器のフォルムを残したデザインなど、機能だけでなくデザインまで多様にアプローチされている。
T-SQUAREの楽曲の中にはリリコンやEWIを使用したものも多く、かつてのライブではやたら体をくねくねさせながら演奏する姿がみられた。サックスなどと比べて音域が広く、奏者によってはソロパートのアレンジで限界音域まで使用することもある。
ニコニコ動画などでは「電子笛」と称されることもあり、演奏動画が投稿されている。 息を吹き込むだけで音が出るため、運指を覚えれば演奏はたやすい。しかし、楽譜をなぞるだけの単調な演奏になりやすく、ベンドやポルタメント、ビブラートなどを用いての表現が奏者の腕の見せ所である。
主なウインドシンセサイザー[編集]
現行機種
- AKAI EWIシリーズ
- ローランド エアロフォンシリーズ
- ヤマハ YDS-150デジタルサックス
- Berglund Instruments NuRAD
かつて生産されていた機種
- コンピュトーン リリコン
- カシオ計算機 デジタルホーン