ピジン語

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ピジン語(ぴじんご、Pidgin)は、主にハワイ州を中心として使われる言語である。

英語を使う人々ではBroken English(=壊れた英語)と呼ばれ、文法が簡素なのが特徴。
ピジンは本来交易などに使われるため母国語としては用いられないが、世代の交替に伴って母語(Mother tongue)となってクレオールと呼ばれる。

歴史[編集]

1868年に移民としてハワイ島に日本人が移住し始めた頃、フィリピン中国も出稼ぎのために移住する人々が多かった。当時のハワイの公用語は英語であったが、翻訳書ができるのは1875年であるから当然習得するのは困難を極めた。そして、それぞれ言語の違う国々では異国人間でのコミュニケーションを取る方法が無かった。

そこで移住者は英語に自語の母国語を加えることとし、やがてピジン語はハワイ諸島全域に広がり、20世紀初めはハワイ人にとって母国語(とはいえハワイ王国は1893までで、アメリカ合衆国の州となっている)となった。

しかし、ピジン語を使う人々は読み書きの技術を会得していなかったので1930年代に入ると言語の継承者が減少化し、さらに上記の通りBroken Englishと呼ばれ始められ次第に敬遠されるようになった。そして、教育でもピジン語から英語を使うよう変更された。

長らくピジン語を使う人間は少数派であったが、2015年にピジン語がハワイでの共通言語として認められると一気に教育が進み、現在では大学でピジン語を専攻することができるという。

文法の違い[編集]

例えば「こんにちは」は英語では「Hallo」であるがピジン語では「Halo」と省略される。

他にも「I played in the park with Ms.Sato」のようにplayを過去の出来事であるからplayedに変換する必要があるが、ピジン語では過去を表す「wen」という単語を使用することで

I wen play in the park with Ms.Sato

のようにplayを時制に変換する必要がなくなる[注 1]

脚注[編集]

  1. ただし、これは英語上の表現で使用されている場合の例であり、実際のピジン語で使われる表現とは全く異なることに注意されたい。