ノーマン・ミネタ
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ノーマン・ヨシオ・ミネタ(英語:Norman Yoshio Mineta、日本名:峯田 良雄(みねた よしお)、1931年11月2日 - 2022年5月3日[1])は、アメリカ合衆国の政治家。元アメリカ陸軍将校。第59代サンノゼ市長、第33代商務長官、第14代運輸長官を歴任した。日系アメリカ人として、またアジア系アメリカ人として初めての閣僚である。また、かつてはヒル・アンド・ノウルトン社の副会長を務めていた。
来歴[編集]
アメリカ西部カリフォルニア州サンノゼで生まれる。カリフォルニア大学バークリー校で経営学を学び、サンノゼ市議などを経て、1971年にアジア系で初めてサンノゼ市長に就任した。第2次世界大戦が開始されると、適性外国人として両親とともにアメリカ西部ワイオミング州の強制収容所に連行されている。
日系初のアメリカ閣僚としてビル・クリントン民主党政権下の2000年から2001年に商務長官を務め、ジョージ・W・ブッシュ共和党政権下の2001年から2006年に運輸長官を務めているが、運輸長官時代の2001年9月にアメリカ同時多発テロ事件が起こり、イスラム教徒や中東系への反感を懸念し、運航を停止した民間機が飛行を再開する際、人種や民族に基づく保安検査をしないように呼び掛けている。2006年に民間人に与えられる勲章で最も栄誉あるアメリカ大統領自由勲章を受章。2007年には日系人の地位向上と日米関係の発展に貢献したとして、旭日大綬章を贈られている。
2022年5月3日、心臓病のため、アメリカ東部メリーランド州の自宅で死去。90歳没。
脚注[編集]
- ↑ “Norman Mineta, who as federal transportation secretary ordered flights grounded after 9/11 terror attacks, has died” (英語). CNBC (2022年5月3日). 2022年5月3日確認。
外部リンク[編集]
- ノーマン・ミネタ氏インタビュー 全米日系人博物館、ディスカバーニッケイプロジェクト (2008年)