ニーダーバルニム鉄道
ナビゲーションに移動
検索に移動
ニーダーバルニム鉄道(ドイツ語:Niederbarnimer Eisenbahn AG 略称:NEB(エヌエーベー))とはベルリンに拠点を置き、ベルリンを中心とした地域のローカル線の輸送をする鉄道会社である。
概要[編集]
ニーダーバルニム鉄道 (以下NEB)は主にベルリンとブランデンブルク東部のローカル線を運行している。運行距離は665㎞である。 一部の列車はポーランドまで足を延ばしている。 また輸送グループカプトレインドイツの一部である。
運営路線[編集]
NEBが運行する路線は全部で12系統設定されている。ただし、RB27号線は2つの系統に分かれているように見えるがカーロウ=フィヒテングルント線とその路線のバスドルフ駅から分岐するハイデクラウト線を同じ系統と定めている関係上、一つの系統というくくりになっている。
- RB12号線:オストクロイツ駅 - リヒテンベルク駅 - オラーニエンブルク駅 - レーヴェンベルク駅 (マルク) - テンプリン市駅
- RB25号線:オストクロイツ駅 - リヒテンベルク駅 - アーレンスフェルデ駅 - ヴェルノイヘン駅
- RB26号線:オストクロイツ駅 - リヒテンべルク - シュトラウスベルク駅 - ヴェルビッヒ駅 - コストジン駅(ポーランド内)
- RB27号線:(ゲズントブルンネン駅 -) カーロウ駅 - バスドルフ駅 - ヴェンジッケンドルフ駅 (-シュマハテンハーゲン駅)
- RB27号線:(ゲズントブルンネン駅 -) カーロウ駅 - バスドルフ駅 - クロステルフェルデ駅 - グロース・シェーネベック駅
- RB35号線:フュルステンヴァルデ駅 (シュプレー) - バート・ザーロウ駅 - ピースコウ駅
- RB35号線:ケーニヒス・ヴスターハウゼン駅 - ベースコウ駅 - フランクフルト駅 (オーダー)
- RB54号線:(リヒテンベルク駅 -) レーヴェンベルク駅(マルク) - ヘルツブルク駅 (マルク) - ラインスベルク駅 (マルク)
- RB60号線:エーベルスヴァルデ駅 - ヴリーツェン駅 - ヴェルビッヒ駅 - フランクフルト駅 (オーダー)
- RB61:アンゲルミュンデ駅 - シュヴェット駅 (オーダー)
- RB62:プレンツラウ駅 - アンゲルミュンデ駅 (- エーベルスヴァルデ駅)
- RB63:エーベルスヴァルデ駅 - ヨアヒムスタール駅
- TES:エルクナー駅 - テスラ南駅
省エネ車両[編集]
NEBはディーゼル車を置き換えて二酸化炭素の排出を抑えることのできる省エネ車両の導入を始めている。
一部車両のハイブリッド化[編集]
NEBはパンタグラフと蓄電池の両方で走れるハイブリッド蓄電池であるシーメンス・ミレオ・プラスBを31台発注し2024年から使用が開始されている。 これは既存のディーゼル車の置き換えの他、燃料を年間約440万リットルを節約できる。 電化区間を走っているときに架線から蓄電池を充電して、非電化区間で蓄電池の電力で走行する。蓄電池を使用した場合、航続距離は最大で90㎞以上である。 これはJR東日本男鹿線、烏山線やJR九州若松線と同じ運転方式である。
燃料電池電車[編集]
2022年にNEBは7台のミレオ・プラスH[水素燃料電池]]をシーメンス・モビリティから発注した。2024年12月のダイヤ改正からRB27号線(ハイデクラウト線)で使用される予定である。
使用車両[編集]
- タレント (鉄道車両):RB12号線,RB25号線,RB26号線,RB27号線,RB36号線で使用中
- ペーザ・リンク:RB12号線,RB25号線,RB26号線,RB54号線で使用中
- シュタトラー・レギオシャトル・RS1:RB35号線,RB60号線,RB61号線,RB62号線,RB63号線で使用中
- シーメンス・ミレオ・プラスB:TESで使用中
- シーメンス・ミレオH:RB27号線(ハイデクラウト線)で使用予定