トウカイヨシノボリ
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トウカイヨシノボリとは、ヨシノボリの一種である。
形状[編集]
雄の第1背鰭は低く、第2背鰭の起始部まである。
第1背鰭の第3棘は最も長い。
頭部と体色は黄灰色、第1背鰭は黒色で背縁は赤黄色、第2背鰭と尾鰭は灰褐色。第1背鰭には縦に伸びる1列の暗色斑を持つ。第1背鰭前部には暗色の大きな円形や四角形の斑点、尾鰭下半部の赤みがかった橙色は持たない。尾鰭にはいつくかの暗色悶が縦に並んでいる。
生態[編集]
日本固有種で、愛知県、三重県、岐阜県に生息する。静岡県の個体群は人為的移入。
分類と名称[編集]
トウカイヨシノボリは高橋らによって1998年に初めて報告された。明彦らの研究チームはトウヨシノボリ縞鰭型の変種と見なした。
西村俊明は、自身が運営するWEBサイト上にて2000年に「ウシヨシノボリ」との名称を提唱した。
Suzuki & Sakamoto (2005)は、BLIP 20000256を元に「トウカイヨシノボリ」という和名を提案。
2019年、Suzukiらによって新種記載され、「Rhinogobius telma」という学名が提唱された。種小名はギリシア語で「湿地」を意味する。