デカ(単位da)は、ヘクトより一つ小さいSI接頭辞。
倍量接頭辞としては最小のものである。101倍、すなわち10倍を意味する。1デカメートルは3階建ての建物の高さとほぼ同じで、1デカグラムはA4サイズのコピー用紙2枚半とほぼ同じ質量であることを挙げるまでもなく、デカのオーダーの質量は日常生活において頻繁に登場するものである。このため、デカは1793年にメートル法が最初に制定された際に、キロ、ヘクト、デシ、センチ、ミリと並んで最初に設定されたSI接頭辞である。ただし現代においてはデカという接頭辞が使われることは少なく、メートルやグラム、アンペアなどのように、接頭辞のつかない単位で表現することが多くなっている。