ティグリス川もしくはチグリス川(ティグリス河)は、西アジアにある大河。
全長1850km。トルコのヴァン湖近辺(標高1200m)を源流とし、シリア、イラク(モスール、サマッラ、バグダード、クタを経て)バスラにおいてユーフラテス河と合流し、最終的にはペルシア湾へと注ぎこむ。
ユーフラテ河と並んでメソポタミア文明を形成した事で有名である。
シュメル語では「イディギナ」、アッカド語ではその借用語「イディグラト」と呼ばれていた。「ティグリス」はギリシャ語で、古代ペルシャ語の「ティグラー」からの借用語である。「ティグリス河」とは、「矢のように速く流れる河」の意である。
関連項目[編集]