チョウセントラ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
チョウセントラ
分類
ドメイン真核生物
動物界
脊椎動物門
哺乳綱
食肉目
ネコ科
ヒョウ属
トラ
亜種P. t. tigris
個体群チョウセントラ
名称
学名Panthera tigris coreensis
(Emil Brass, 1904)
和名チョウセントラ (朝鮮虎)
英名Korean Tiger
保全状況

チョウセントラとは、朝鮮半島に生息していたトラの亜種である。現在はアムールトラのシノニム(=同亜種)とされる。

概要[編集]

かつては、朝鮮半島全体に生息していたが、絶滅してしまった。北朝鮮の北部に生存しているという説もあるが、北朝鮮が鎖国状態であるため、調査が出来なくなっている。

縞模様は、アムールトラと比べ、広く、はっきりする。毛皮は赤みがかっている。

1904年エミール・ブラスにより‘‘Felis tigris coreensis’’という学名で、新亜種記載されたが、その後数十年の間に同亜種であるとされるようになった。

ミトコンドリアDNA配列を他亜種と比較した研究でも、アムールトラとチョウセントラは同亜種とされた[1]

出典[編集]

  1. Lee, Mu-Yeong; Jee Yun Hyun; Seo-Jin Lee; Junghwa An; Eunok Lee; Mi-Sook Min; Junpei Kimura; Shin-ichirio Kawada; Nozomi Kurihara; Shu-Jin Luo; Stephen J. O'Brien; Warren E. Johnson; and Hang Lee. (2012). "Subspecific Status of the Korean Tiger Inferred by Ancient DNA Analysis." Animal Systematics, Evolution and Diversity 28, (1): 48-53. doi:10.5635/ASED.2012.28.1.048