タタミナイゼーション

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タタミナイゼーションとは、コカコラニゼーション(米国化)から生まれた造語で、日本化のことをいう。

概要[編集]

「哈日族」「精日(精神的日本人)」などがその例である。「ホテルのベッドより日本旅館で畳敷の日本間に布団を敷いて寝た方が安眠できる。床の間には足を向けて寝ない」とか言いだす外国人はすでにタタミナイズされている。著名人としては、物理学者のリチャード・ファインマンなどがいる。

「電話で話していてもお辞儀をする」「『いただきます』『ごちそうさまでした』」「ご飯粒を遺さない」「畳の縁(へり)を踏まない」「敷居を踏まない」などは顕著な症状であるが、日本国内では問題視されないため、帰国してから自国でカルチャーギャップを感じ、日本に帰国するひともいる。
親日家が多く好奇心旺盛なのは好ましくはあるが、ときに厄介なこともある。「私の名前を漢字で書くとどうなるか」「稲荷寿司はどういった製法で作られているのか」とかいった質問に日本語が読めない外国人にどうやって伝えたらよいのかという問題は異文化コミュニケーションの題材としては興味深いが、真面目につきあうと疲労感が半端ない。
たとえば、そもそも欧米圏では「採油作物」である大豆に関しては、「食材」ではないので醤油とか味噌とか枝豆とか豆腐とか厚揚げとか油揚げとかおからに関する説明だと、「ソイビーンズ」まで遡って説明しなければならない。
こちらも勉強にはなるものの、いわゆる「国際人」になるには、まず自国の文化を深く掘り下げて理解しなければいけない、というのを痛感させられる。