タイワンツキノワグマ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
タイワンツキノワグマ
分類
食肉目 Carnivora
クマ科 Ursidae
亜科クマ亜科Ursinae
クマ属 Ursus
ツキノワグマ Ursus thibetanus
亜種タイワンツキノワグマ U. t. formosanus
名称
学名Ursus thibetanus formosanus
テンプレート:AUY
和名タイワンツキノワグマ
英名Formosan black bear
保全状況

タイワンツキノワグマ(台湾月輪熊、学名Ursus thibetanus formosanusブヌン語:/tumað/)は、台湾固有亜種であり、ツキノワグマ亜種である。

概要[編集]

胸の前にV字型の斑紋が生じていることが、アジアクロクマの共通する特徴である。生息数ははっきりしていないが、台灣中央山脈の海抜1000 - 3500メートルあたりに生息しており、活動範囲は50平方キロメートルに及ぶこともある。

1932年に日本の探険家である堀川安市の著した『台灣哺乳動物圖説』に、タイワンツキノワグマの図版が掲載されている[1]。しかし、ここ数十年の土地開発により棲息地を失い、個体数としては減少しているといわれている。1989年には台湾で「野生動物保育法」が施行され、タイワンツキノワグマがワシントン条約のリストに加えられた。また、2001年にはタイワンツキノワグマは台湾を代表する野生動物に選定された。

2017年12月下旬には、台東県卑南郷の保護区で林道を歩く姿が撮影された[2]

脚注[編集]