ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ

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ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ
分類
アンコウ目
ヒレナガチョウチンアンコウ科
ヒレナガチョウチンアンコウ属
ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ
名称
学名Caulophryne jordani
Goode & T. H. Bean, 1896
和名ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ
英名fanfin angler
保全状況
IUCNレッドリスト低危険種 [1]

ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウとは、アンコウ目ヒレナガチョウチンアンコウ科に分類される深海魚の一種である[2]

概要[編集]

水深100~1,510mの漸深層に分布する。体中に発光器がついた触毛がある。

2016年、本種の繁殖行動がアゾレス諸島近海の水深約800mで観察・撮影された。 深海性アンコウの雌雄ペアが結合している様子が動画に抑えられたのは史上初であった[3]

和名及び種小名は、米の魚類学者、デイビッド・スター・ジョーダンの由来する。この和名は、1983年藤井英一が『スリナム・ギアナ沖の魚類』内で提唱した[4]

出典[編集]

  1. Knudsen, S. (2015年). “Caulophryne jordani”. IUCN. doi:10.2305/IUCN.UK.2015-4.RLTS.T190447A60458538.en. 2021年11月19日確認。
  2. Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2016年7月). “Caulophryne jordani”. FishBase. 2024年2月9日確認。
  3. Exclusive: 'I've never seen anything like it.' Video of mating deep-sea anglerfish stuns biologists”. Science. 2021年3月28日確認。
  4. 藤井英一 (1983年). “ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ(新称)”. 水産研究・教育機構 開発調査センター. 2024年2月11日確認。