ジャンボタニシ

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ジャンボタニシとは、リンゴガイ科に属するスクミリンゴガイラプラタリンゴガイの事である。

概要[編集]

名前に「タニシ」と付いているが、ジャンボタニシは腹足綱リンゴガイ目リンゴガイ科に属するのに対し、タニシは腹足綱原始紐舌目タニシ科に分類される。両者はレベルで異なる生物である。

この「ジャンボタニシ」という名は、ジャンボタニシを日本に輸入した業者が命名した名称である。

スクミリンゴガイは関東以南の日本各地に定着してしまっているが、ラプラタは静岡県広島県沖縄県 (石垣島西表島)にのみで定着が確認されている。

2種の見分け方[編集]

前述した通り、「ジャンボタニシ」と呼ばれているのはスクミリンゴガイラプラタリンゴガイの2種がいる。

両者を同定するには難しいとされるが、表のような差が存在するとされる。

Hayea et al. 2012を元に作成[1]
# スクミ ラプラタ
卵の卵数 数十~一千個
平均は260個以下
数百~4500個以上
平均は1500個
卵の大きさ 約 3 mm 1.2~2.5 mm
平均は1.9 mm
腎臓前葉 細い 幅がある
陰茎鞘にある
線の位置
中間部 基部

出典[編集]

  1. KENNETH A., Hayea; et al. (2012). “Comparing apples with apples: clarifying the identities of two highly invasive Neotropical Ampullariidae (Caenogastropoda)”. Zoological Journal of the Linnean Society 166‪: 723–753.