シークヮーサー
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シークヮーサーは、沖縄本島北部で栽培されている柑橘類。マンダリン属 (もしくはミカン属) に属する。
特徴[編集]
甘味、酸味、苦みは控えめで、渋みの主張がある。アミノ酸、タンゲレチン、ノビレチンなどが含まれている。
品種[編集]
シークヮーサーは栽培される時期によって用途が異なっており、主な栽培時期は8月から翌年の1月である。8月から10月に栽培されるものは焼き魚などの料理に使用される「青切り用」、10月から12月に栽培されるものはジュースや菓子類に使われる「加工用」、12月から1月に栽培されるものは果実を生食する「生食用」に分けられる。
歴史[編集]
シークヮーサーはマンダリン属に属しているが、東アジア原産のマンダリン属の起源は中国の湖南省と云われている。そしてこのマンダリン属の植物が何らかの形で琉球諸島に伝来し、そこに植生していた[注釈 1]元来のマンダリン属であるタニブターと交配を行った。大陸伝来のマンダリン属植物は無性生殖 (クローン生殖) だが、現在のシークヮーサーもそれを受け継いでいるめ継続的に生産が可能である。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ おそらく、琉球諸島が大陸から分裂する際に伝わったものとみられる。