シャープール1世

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シャープール1世(Shāpūr, ? - 272年?)は、サーサーン朝ペルシア帝国の皇帝(在位:241年 - 272年)。父は初代皇帝・アルダシール1世で長男。

生涯[編集]

240年に父帝の譲位を受けて即位する。ただしかなり前から父と協力して共同統治をしていたなどとする説があるが、時期など詳細は不明である[1]。即位してからは「王の中の王」と自称してイラン人以外の民族に対しても支配力を強化した[1]244年にはマッシケの戦いローマ帝国軍に勝利して時のローマ皇帝・ゴルディアヌス3世戦死させた[1]260年にはエデッサの戦いで時のローマ皇帝であるウァレリアヌス帝を捕虜とした。こうしてササン朝の勢力を大いに拡大し、ローマ帝国に対して優位に立った[1]

272年に崩御し、跡を長男のホルミズド1世が継いだ。

脚注[編集]

  1. a b c d 小和田『世界帝王事典』P69

参考文献[編集]