アルダシール1世
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アルダシール1世(Ardashīr, ? - 241年)は、ササン朝(サーサーン朝)ペルシア帝国の初代君主(シャーハーン・シャー Šāhān-šāh, 在位:226年 - 240年)。アルデシール1世とも呼ばれる。
生涯[編集]
父はパーパクといい、アルサケス朝パルティアから事実上の独立を果たした人物である[1]。しかし、パルティア王・ヴォロガセス5世との戦いに敗れて結局はパルティアの宗主権下に置かれていた[1]。
アルダシール1世はこのような状況を打開するため、自らの時代にパルティア王・アルタバヌス4世の軍を破ってクテシフォンにおいてササン朝を建国した[1]。230年にはメソポタミア全土を掌握してローマ帝国軍と対峙し、シリアやカッパドキア、ハトラなどを占領下に置いた[1]。240年に長男のシャープール1世に譲位して、翌年に崩御した。
一説にアルダシール1世はパーパクの孫か娘婿ともされるが、定かではない[1]。