ホルミズド1世
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ホルミズド1世(Hormizd I, ? - 273年)は、サーサーン朝ペルシア帝国の君主(在位:272年 - 273年)。父は第2代君主のシャープール1世で長男。
生涯[編集]
有能な王子として将来を期待され、父帝からアルメニア王に封じられた[1]。ローマ帝国との戦争にも参加し、アンティオキアの戦いで重要な役割を果たしたのでローマ帝国側の記録である『ローマ皇帝群像』にもその名が記されている。また、アッバース朝の歴史家であるタバリーの『諸使徒と諸王の歴史』では父帝の征服事業がホルミズド1世の業績であると誤記されている。
272年に父帝の崩御により跡を継ぐが、在位1年と10日で急死したという[1]。跡は異母弟のバハラーム1世が継承した。