ゴママヨ
ナビゲーションに移動
検索に移動
ゴママヨは、「複合語において、第一形態素の末尾と、第二形態素の先頭において、同一の音が繰り返される単語」のことである。
概要[編集]
「ゴママヨ」は元は「ごま」と「マヨネーズ」の複合語の略語であるが、第一形態素の末尾と第二形態素の先頭がともに「マ」という音であり、「ママ」という音の配列が生じている。このような語のことをゴママヨと称する。
ただし、「同じ音の連続があれば何でも良い」というわけではなく、「複合語の形態素間を跨いで」同じ音の連続があることが条件となる。従って、「大阪(おおさか)」や「笹川(ささがわ)」はゴママヨではない。また、「オレンジジュース」のように同じ文字が連続していても発音が異なる場合はゴママヨではない(ビジュアルゴママヨではある)。
なお、人名の場合は、苗字の末尾と名前の先頭が同音の場合がゴママヨと見なされる。
- 例
- 北神未海(きたがみみみ)
- たこ焼き器(たこやきき)
- はたらくくるま(はたらくくるま)
- 東新宿駅(ひがししんじゅくえき)
- 福山雅治(ふくやままさはる)
- 安田大サーカス(やすだだいサーカス)
- 米女メイ(よねめめい)
派生概念[編集]
高次ゴママヨ[編集]
「第一形態素の末尾側の複数音と、第二形態素の先頭側の複数音」が同一になっている場合は高次ゴママヨと称する。
- 例
なお、「ボボボーボ・ボーボボ」は、苗字の末尾1音と名前の先頭1音が同じ「ボ」であるため通常のゴママヨでもあり、苗字の末尾3音と名前の先頭3音が同じ「ボーボ」であるため、高次ゴママヨでもある。
ビジュアルゴママヨ[編集]
「第一形態素の末尾側の文字と、第二形態素の先頭側の文字」が同一であるもの。なお、音も同じであれば、通常のゴママヨ(もしくは高次ゴママヨ)でもあり、ビジュアルゴママヨでもある、と解釈される。
- 純粋なビジュアルゴママヨの例
- ビジュアルゴママヨでもあり高次ゴママヨでもある例
多項ゴママヨ[編集]
3以上の形態素からなる複合語で、その境界部すべてにおいて同じ音が連続しているもの。
脚注[編集]
関連項目[編集]
- ファーストサマーウイカ語
- ポリバケツ語(完全母音句)
- 意外な現象の名前