たこ焼き器

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たこ焼き器とは、たこ焼きを焼くための調理器具。一般的なたこ焼き器には、数センチ程度の半球状の穴が空いた板が搭載されている。その上でひっくり返しながら生地を焼くことで、たこ焼きを作ることができる。

種類[編集]

電熱型、鉄板のみ、カセットコンロ型、ガス型に分けられる[1]

電熱型
家庭用コンセントにつなぎ、電気の力によってたこ焼きを焼くタイプ。カセットボンベや外部の熱源などを使用する必要がなく、電気さえ取れれば良いので手軽。ただし電源ケーブルの取り回しに苦労する可能性はある。いっぽうで、直火を利用するものに比べれば火力の面では劣る。自動でひっくり返す機能が搭載されているものもある。
鉄板のみ
その名の通り。熱源としては一般的にガスレンジやカセットコロンなどの炎を利用する。南部鉄器を使用したこだわりのものなど、様々なものが発売されている。洗いやすい。IHでも使えるものもあるが、円状に加熱部分が集中する特性を考えるとIHで焼くのはけっこう難しいだろう。
カセットコンロ型
直火なので一般的に電熱型よりも火力が高く、電気よりも短時間で焼ける。ケーブルに煩わされることもなく、電源がない場所でもたこ焼きを焼ける。しかしながら、カセットボンベの用意や処分を気にする必要がある。
ガス型
山岡金属などが販売している。ガス栓につないで使用する。どちらかといえば業務用に近いものになる。高火力で本格的なたこ焼きを焼けるが、機器の見た目がいかめしい。都市ガス用かLPガス用か、ガスを取れる置き場所はあるかなど、気をつけなければならない事が多い。

大阪人なら誰でも持っているのか[編集]

大阪人(関西人)は「みんなたこ焼き器持ってるって本当?」と聞かれた時、ほとんどの人間が「誰でもは持ってないやろ、うちにはあるけど」と答えるらしい、とネットで話題になったことがあった[2]。Jタウンネットによる調査[3]によると、たこ焼き器の普及率は関西で最も高く79.4%、都道府県別に見ると兵庫県で最も高く82.1%、次点が大阪府の81.4%であった。この結果を見れば、「誰でも持っているわけではない」というのも正しいし、一方ほとんどの人間が「うちにはあるけど」と答えることにも納得がいくだろう。もっともたこ焼き器の所有率は他の県でもそれなりに高く、もっとも低い四国地方においても50%が「持っている」と答えている。ホットプレート等のほかの調理器具にたこ焼き用の鉄板が付属している場合があることも、所有率を高くすることにつながっているのかもしれない。また、これにより大方の関西人が家でたこ焼きを作れるため店でのたこ焼きに対してシビアになるという説がある。

脚注[編集]

関連項目[編集]