クロキヅタ産地(くろきづたさんち)とは、島根県隠岐郡西ノ島町・海士町に存在する国指定の天然記念物である。
クロキヅタとは、イワヅタ科に属する海藻で、明治43年(1910年)に黒木御所の近くの海で発見された。西ノ島町の別府港沖と、海士町の菱浦沖に生息するとされている。
アフリカの紅海原産の海藻が、遠く離れた日本海の隠岐島に産することは分布上において非常に珍しく、海藻では珍しい日本の天然記念物に指定されている。なお、愛媛県の南予の小島にもこの海藻は見られる。