キャリー・マリス
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キャリー・バンクス・マリス(Kary Banks Mullis, 1944年12月28日 - 2019年8月7日)は、アメリカ合衆国の生化学者。ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) 法の開発で知られ、その功績により、1993年にノーベル化学賞及び日本国際賞を受賞した。
経歴[編集]
ノースカロライナ州レノアで生まれ、サウスカロライナ州コロンビアに移り住み、そこで成長した。1972年にカリフォルニア大学バークリー校において生化学の博士号を取得する。1983年に遺伝子の本体であるDNAを短時間で大量にコピーする合成酵素連鎖反応(PCR)法を開発し、これにより遺伝子研究を飛躍的に進歩させたとして1993年にノーベル化学賞を受賞する。同年には日本国際賞も受賞している。
エイズの原因ウイルスがHIVであることに疑問視しており、独自の考え方を提唱したりしている。また無類のサーフィン好きで、合成麻薬であるLSDの使用を公言したりしていた。
2019年8月7日、アメリカ・ロサンゼルス郊外のニューポートビーチの自宅で死去した。74歳没。