カラス (鳥類)
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カラス(烏・鴉)とは、スズメ目カラス科に属する複数の属に分類される鳥類の総称。
種類[編集]
カラス科には100種もの鳥類が分類されている。
日本には、ハシブトカラスとハシボソガラスの2種が主に見られ、冬鳥としてワタリガラスやミヤマガラス、コクマルガラスが飛んでくる。
また迷鳥としてニシコクマルガラスとイエガラスが記録されている。
見分け方[編集]
- ハシブトガラス
- 嘴が太い。嘴から額の部分が出っ張っている。鳴き声は「カァカァ」
- ハシボソガラス
- 嘴が細い。嘴からの部分が滑らか。鳴き声は「ガァガァ」。
- ワタリガラス
- カラスの中で一番大きい種。
- ミヤマガラス
- 觜の先が鋭い。おでこが出っ張る。鳴き声は「ガァー」。
- コクマルガラス
- 觜は細い。側頭部は灰色。
カラスの色[編集]
一般的にカラスは黒いというイメージがある。だがコクマルガラスの体色は白と灰色で、ホシガラスには体中に白い斑がある。また白変種とアルビノのカラスは真っ白である。
1940年代、カール・グスタフ・ヘンペルは、「全てのカラスが黒い」という命題を証明するには「黒くないものを全て調べる」と証明する事が出来るというパラドックス「ヘンペルのカラス」を提案した。
「日本書紀」には、白いカラスと赤いカラス、青いカラスを瑞祥として記録されている。
また三国時代の呉には「赤烏」という元号があった。この元号は「赤いカラスが集まっているのを孫権が目撃した」ことに由来する。
文化の中のカラス[編集]
日本ではカラスは「縁起の悪い鳥」とも「神の使い」ともされている。
カラスには「カラスが鳴くと人が死ぬ」や「カラスの鳴き声が変わると悪いことが起きる」などの迷信が存在する。
「古事記」や「日本書紀」では、カラスは神聖な鳥とされている。
日常で見るカラス[編集]
スーパーでバイトしてる時、倉庫の扉を開けた拍子に一羽のカラスが鶏のから揚げの袋を足で掴んで飛んで行った。広い意味での共食いである。
また別の話だがスーパーの駐輪場にとめてあった自転車のかごの中に入っていたレジ袋をカラスが漁り中の食材を食べていた。