エスケープ転載
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エスケープ転載とは、エンペディア用語のひとつ。ウィキペディアから養分を吸ってエンペディアが成長する吸収技[1]であるとともに、まだ使えるのに捨てられそうなものを再活用する SDGs な行いである。まじめに意味を知りたい人は「Enpedia:エスケープ転載」を読んでほしい。[2]
概要[編集]
言葉の初出は、2012年の BadEditor の発言である。[3]
2023年春頃までは、かちゅう氏・WxYuki氏・IPユーザーのIP:27.137.3.164(トーク / 履歴)氏[4]が、エスケープ転載を行う三大ユーザーであった。同年秋頃からは、同IPや超高速エスケープ転載マシーン氏が精力的にエスケープ転載を行なっている。
また、Fusianasan1350 氏や あまり(流動的立ち位置の飼い猫)氏は「準エスケープ転載」(ウィキペディアで削除されてはいないが、リダイレクト化・大幅除去された記述のエスケープ)を精力的に行っている。
果たして、「準エスケープ転載」はいつごろから本格的に行われるようになったのだろうか。2018年3月、当時有力ユーザーであった Nami-ja 氏は、とある記事のノートで次のように発言している。
(前略) むしろ逆に、「ウィキペディアでは些事として省略、記載拒否されている情報の無差別収集」を打ち出してもいいわけだ。これは目ウロコだった。それだと、当該記事のウィキペディア過去版からのエスケープ転載が使えるかもしれません。他の災害に関しても「ばっさり全消去」したことがたくさんあるので。
この発言を見るに、2018年初頭時点では「準エスケープ転載」はほとんど行われていなかったと推測できる。
TIPS[編集]
- まず、エスケープ転載ツールを使うことを強く推奨。人力ではキツくてやってられないこと受け合いである。
- 効率的にエスケープ転載するには? → 毎日、Wikipedia:削除依頼/ログ/今週をチェックして、一番下の日付(7日前に始まった削除議論)をチェックすればよい。普通の削除議論では7日以内に削除が実行されることはないので、これ以外を気にする必要はない。(このやり方だと、即時削除対象を救ったり....はできない。しかし、そこまで気にかけて巡回するなんて、どれだけ時間があっても足りないだろう? 費用対効果を考えれば、このやり方が最もよい。)なお、「削除票1票のみ」の場合、削除されることもあれば存続になることもある。とりあえずエスケープ転載した上で、その削除議論のページをウォッチリストに入れておけばよい。あとあと存続になったことが分かれば、エンペディア側からも消せばよいのである。
- エスケープ転載された記事はそのまま放置され、赤リンクファイル・赤リンクテンプレートが表示されたままになっていることも多い。赤リンクファイルの雑草取りを行いたい場合は「カテゴリ:壊れたファイルへのリンクがあるページ」を確認するとよい。ウィキペディアからファイルも移入してくるのが理想。
「CC BY-SA 4.0 ライセンス」のときは移入不可であるため、諦めて除去するしかない。→ 2023年6月から「ver 4.0 ファイル」が受け入れ可能になりました。やったね。 - 削除議論にかけられるに先立って、ウィキペディアに相応しくない記述がゴッソリ除去されていることも多い。従って、何も考えずに「最新版」を機械的にエスケープ転載すると、美味しい部分をゴッソリ逃してしまう可能性がある。「最新版」ではなく「最も内容が充実していた版」をエスケープ転載するほうがよい。
- 削除議論では、生真面目なウィキペディアンたちが詳細な調査結果を報告してくれることがある。せっかくなので、その調査結果もできるだけ、本文に組み込んで書いてしまおう。例えば「●月●日の●●新聞には彼のことが載っているが、数ある人物の一人として取り上げているのみで、メインに扱われているわけではないので特筆性不足」といった報告があった場合、エンペディアの記事のほうには「●月●日の●●新聞には彼のことを取材した記事が載っている。ただし、彼一人への取材ではなく数ある人物の一つとして取り上げたもの。」と書いてしまえばいいのだ。ウィキペディアンのコメントをそのまま使いたいのなら削除議論から履歴継承してしまえばよい。(まぁ、そのまま書くと大抵おかしいので、百科事典風に文体をアレンジする必要はあるが…… / 参考例1、参考例2、参考例3、参考例4)
- 特筆性を満たさない箇所が、大幅にコメントアウトされていることも多い。エスケープ転載した後にコメントアウトを解除しないともったいない。(参考)
エスケープ転載ツールの変遷[編集]
- 2022年10月:WxYuki 氏が「エスケープ転載ツール(初代)」を公表。その時歴史が動いた。
- 別ユーザによる「IT初心者向けの補足解説」 → よみもの:Pythonを使ったエスケープ転載ツールの感想など/勝手に補足説明
- 別ユーザによる「使用体験談」 → よみもの:もしプログラミングのぷの字も知らない一般文系社会人がPythonを使ったWebスクレイピングツールを用いてエスケープ転載を行ったら
- 2023年6月:それまでのWebスクレイピングを用いた仕様から、APIを用いた仕様へと大幅リニューアルされる。
- 2023年8月
- 1108-Kiju 氏が「エスケープ転載ツール・V2」を公表。初代の Python ベースとは異なり、JavaScript で実現されている。そのため、コマンドツールを立ち上げる必要がなくなり、ブラウザ内で全ての操作が完結するようになった。
- IAX86 氏が「エスケープ転載ツール (GUI版)」を公開。これは Python ベースの初代をもとに、GUI を追加したものである。
傾向[編集]
下記のジャンルは、エスケープ転載がよく行われている。(つまり、ウィキペディアで頻繁に削除議論にかけられている。)
- 地方議員。特に、まだ当選していない立候補段階の人物。
- 中小企業。
- 野心あふれる[5]実業家。大言壮語な文章であることが多い。(本人や関係者が宣伝のために記事を書いている可能性が高い。)
- 医師。(著書やテレビ出演が多いだけでは、ウィキペディア基準での特筆性を満たさない場合が多い。)
- 地方タレント。
- ブレイクしていないお笑い芸人。
- ブレイクしていないアイドル。
- ブレイクしていないAV女優。
- デビューしたばかりの音楽グループ。(本人や関係者が宣伝のために記事を書いている可能性が高い。)
- 弱小YouTuber/VTuber。[6]
- 高校・大学などの同好会。
- ウェブサイト。
- Jリーグの試合に出たことの無いサッカー選手。
脚注[編集]
- ↑ まぁ、ウィキペディアンの視点から見れば「ムダな贅肉が落ちてサイトが成長した」という感じではあるが。Win-Win。
- ↑ 今あなたが読んでいるページは、あくまで「公式な方針文書」ではなく「一介の記事」にすぎないため、必ずしも正しい説明が書かれているとは限らない。
- ↑ Enpedia・トーク:著作権 での発言。ちなみに、BadEditor は「Rest」「よみもの」の命名者でもある。
- ↑ 2023年1月まで活動していた利用者:27.138.226.44(トーク / 履歴)氏と同一ではないかと思われる。
- ↑ 「まだ大して名を馳せていない」をオブラートに包んだ表現であることを理解されたし。
- ↑ ただし、VTuber「える」のように、フォロワーが40万人いても削除されることもある。
関連項目[編集]
- エンペディア
- エンペディアにおける長い記事:長い記事のほとんどは、残念ながら(?)ウィキペディアからのエスケープ転載である。