エクストリーム東京都知事選挙
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エクストリーム東京都知事選挙(エクストリームとうきょうとちじせんきょ)は、東京都知事選挙を題材にした架空の選挙である。
概要[編集]
東京都は、日本で最大の都道府県で、さらに大手マスコミキー局の本社が全て集中している。そのため、東京都の知事選挙は、東京都という地域ローカルの選挙ながら、マスコミが全国ネットで盛んに取り上げるため、当選の見込みの無い人も含め、毎回数多くの立候補者が出る。各候補者の政見放送は東京都内だけでなく関東広域圏1都6県に向けて放映され、単純計算で日本人の3割以上が“変人の見本市”を見届けることとなる。さらに近年ではYouTube等の動画サイトや各種SNSでも政見放送の拡散が続き、日本国内にとどまらず全世界に向けて日本の恥が晒されている[1]。
これら大半の候補が供託金を東京都に貢ぐことになる点に着目し、泡沫候補の中で最も多くの票を獲得した候補を「優勝者」として表彰するのが、エクストリーム都知事選である。はてな匿名ダイアリー[1]にて提案され、選挙の度に記事が立項されている。
得票数が少なく、供託金没収となった候補の中で、最も多くの票を得た候補が優勝者となる。なお、供託金没収の基準は、得票が有効投票総数の1割に達しているかどうかである。
選挙結果[編集]
これまでのエクストリーム都知事選結果を以下の表に示す。
正式な選挙 | 当選 | 落選 | |||
供託金 | 返還 | 没収 | |||
エクストリーム | 対象外 | 対象外 | 優勝 | 準優勝 | 没収総額 |
---|---|---|---|---|---|
1967年 | 美濃部亮吉 | 松下正寿 | 渡辺清行 | 赤尾敏 | 105万円 |
1971年 | 美濃部亮吉 | 秦野章 | 赤尾敏 | 久保義一 | 330万円 |
1975年 | 美濃部亮吉 | 石原慎太郎 | 松下正寿 | 赤尾敏 | 420万円 |
1979年 | 鈴木俊一 | 太田薫 麻生良方 |
赤尾敏 | 安井けん | 1000万円 |
1983年 | 鈴木俊一 | 松岡英夫 | 古賀裕也 | 赤尾敏 | 2000万円 |
1987年 | 鈴木俊一 | 和田静夫 畑田重夫 |
品川司 | 赤尾敏 | 1600万円 |
1991年 | 鈴木俊一 | 磯村尚徳 | 畑田重夫 | 大原光憲 | 2800万円 |
1995年 | 青島幸男 | 石原信雄 岩國哲人 |
大前研一 | 黒木三郎 | 1500万円 |
1999年 | 石原慎太郎 | 鳩山邦夫 舛添要一 明石康 三上満 柿沢弘治 |
ドクター・中松 | 宮崎喜文 | 3900万円 |
2003年 | 石原慎太郎 | 樋口恵子 | 若林義春 | ドクター・中松 | 900万円 |
2007年 | 石原慎太郎 | 浅野史郎 吉田万三 |
黒川紀章 | ドクター・中松 | 3300万円 |
2011年 | 石原慎太郎 | 東国原英夫 渡邉美樹 小池晃 |
ドクター・中松 | 谷山雄二朗 | 2100万円 |
2012年 | 猪瀬直樹 | 宇都宮健児 | 松沢成文 | 笹川堯 | 2100万円 |
2014年 | 舛添要一 | 宇都宮健児 細川護煕 田母神俊雄 |
家入一真 | ドクター・中松 | 3600万円 |
2016年 | 小池百合子 | 増田寛也 鳥越俊太郎 |
上杉隆 | 桜井誠 | 5400万円 |
2020年 | 小池百合子 | 宇都宮健児 山本太郎 |
小野泰輔 | 桜井誠 | 5700万円 |
2024年 | 小池百合子 | 石丸伸二 蓮舫 |
田母神俊雄 | 安野貴博 | 1億5900万円 |
これまでドクター・中松をはじめ泡沫候補が優勝することが多いが、一方で共産党や維新の会など、東京ではそれほど勢力の大きくない既成政党の候補者が、供託金返還ラインのわずかに届かず、優勝してしまうことがある。
参考文献[編集]
- ↑ 政見放送は著作権法第40条により著作権が発生しないと解されるため、選管や各放送局が著作権を理由に動画の公開停止を求めることはできない。残る争点は公職選挙法上の公平性となるが、特定候補の政見放送だけでなく候補者全員の政見放送を一人残らず掲載すればこれにも抵触しないこととなる。
関連項目[編集]
- 公式サイト - はてな匿名ダイアリー。詳細なルールは本リンクを参照。