ウージー短機関銃

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ウージー短機関銃(ウージーたんきかんじゅう)とは、1950年代のイスラエルにおいて、安価かつ大量に国内生産が可能な軽小火器として開発されたサブマシンガンである。このサブマシンガンの名前であるウージーは主任設計者のウジエル・ガルにちなむとされ、ウジーと呼ばれることもある。

単純かつ堅牢な構造で、保守整備も容易な銃であり、イスラエル軍の他にドイツ軍、オランダ軍、デンマーク軍などのNATO加盟国軍でも正式採用されている。ベルギーFN社でライセンス生産され、中華人民共和国スペインにおいてはコピー生産も行なわれた。1960年代から1980年代にかけて、短機関銃の世界標準とも言われる存在にまで成長し、アメリカのシークレット・サービスでも使用されていた。しかしドイツでH&K社MP5シリーズが登場するとその存在感は薄れてしまった。ただし、現在も各地で多数使用されている。口径は9ミリ×19、全長はストック展開時が65センチ、ストック折り畳み時が47センチ、重量は3.8キログラムで、箱型弾層は25発、32発、40発、セミオート、フルオートの切り替えが可能であり、フルオート時の発射速度は1分間に600発である。

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