ウィンブルドン現象
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ウィンブルドン現象(ういんぶるどんげんしょう)とは、金融界やスポーツ界などで使われる言葉で、市場や競技で域内の人や資本が活躍できず、域外の人や資本が闊歩する現象をいう。
概要[編集]
そもそもは、一ローカル大会であったウィンブルドンテニス選手権を海外の強豪に開放した結果、開催地の英国選手が優勝できなくなったことから生じた言葉で、国外資産家に市場を開放した金融界、輸入を推進した産業界、国外の強豪選手に門戸を開放した大相撲などスポーツ界で多用される。
朝ドラでも!?[編集]
朝ドラと通称される連続テレビ小説でも、ウィンブルドン現象が生じていると思われる。朝ドラでは、特定の地域にカラーが偏らないように、ヒロイン・主人公は舞台地に左右されない選出がなされて、舞台地とつながるヒロインは僅かである。加えて、「地元枠」と呼ばれる、舞台地ゆかりの俳優が出演して、舞台地を盛り上げる役割をする。しかし、ドラマによっては地元枠該当の俳優が出演しないウィンブルドン現象が生じている。
2024年前期はヒロインのモデルがシンガポール出生で、出生地が架空になる可能性があり、ウィンブルドン現象再発の可能性が否めない。
一覧[編集]
- 2022年度下期の「舞いあがれ!」は、五島列島が舞台地の一つながら、中学まで五島で過ごした川口春奈が前作の「ちむどんどん」で主要キャストであるヒロインの姉役だったため、地元枠のキャストとして使いにくくなり、23週まで出演せず、盛り上げに水を差し、SNSでも非出演を惜しむ声が見られこのまま…というところで24週第115話に突如出演。前作で最終週まで出たキャストでは異例の連続出演となった。
- 2019年度下期の「スカーレット」は、滋賀県甲賀市舞台で大津市出身の林遣都がメインキャストである一方、甲賀市出身でBK朝ドラのバイブレータとなっている楠見薫は終盤に出演したのみだった。
- 2023年度後期の「ブギウギ」もヒロインゆかりの実在の人物由来のキャストが多くいる一方、ヒロインのモデルである笠置シヅ子の出生地とされる香川県東讃は、小豆島出身の石倉三郎以外キャスティングされなかった。