アンダルシア州
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アンダルシア州(アンダルシアしゅう、ANDALUCIA)とは、スペイン南西部の自治州である。シエラモレナ山脈の南側、グアダルキビル川流域を中心とした地域である。面積は8万7599平方キロメートル。人口は1999年の時点で723万7000人。州都はセビリア。古くはバエチカ、アラビア名ではアルアンダルス(AL-ANSALUS)と呼称されていた。アンダルシアは民族の大移動でこの地に定住したバンダル(放浪する)人の由来から「バンダル人の地」を意味する。
概要[編集]
アルメリア、カディス、コルドバ、グラナダ、ハエン、ウエルバ、セビリア、マラガの8県から成立する州である。はじめフェニキア、次いでローマ帝国に支配されていたが、711年からはイスラム勢力の支配下に置かれた。1492年までの781年間において支配下に置かれ、現在ではスペイン領ではあるがイスラム文化が色濃い土地である。1981年に自治州として成立する。
この地は闘牛とフラメンコの熱気、シェリー酒やガスパッチョ(生野菜スープ)といった個性豊かな文化を生む一方で、大土地所有制が残り所得水準はスペイン国内最下位に近いが、地中海沿岸はヨーロッパ屈指の観光保養地としても名高い。オリーブ、葡萄、小麦、向日葵などの栽培が盛んであり、南東部のアルメリア地方では国内最大のハウス野菜の一大生産地として有名である。