アウティング
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アウティングとは、好きになった相手の性別「性的指向」や自分の認識する性別「性自認」を、本人の了解なく第三者に暴露することである。日本でこれが社会問題化したのは、東京都国立市の一橋大学で、法科大学院生の男性が同級生に同性愛を暴露されたことから、校舎から転落自殺した事件からである。この事件を受けて、国立市は平成30年(2018年)4月にアウティングを禁止する全国初の条例を施行した。また、同事件で息子を失った両親は大学に対して賠償を求めた訴訟を起こしており、令和2年(2020年)11月の東京高裁においてアウティングについて「人格権やプライバシー権を著しく侵害する許されない行為」であると認定する判決を下した。