いすゞ・ガーラ
いすゞ・ガーラとは、いすゞ自動車が1996年12月11日から販売している大型観光バスである。
初代[編集]
1996年12月11日にいすゞ・スーパークルーザーをフルモデルチェンジし発売を開始した。エンジンは8PE1(9m車)、10PE1、12PE1を搭載する。12PE1はなんとV型12気筒エンジンである。ちなみに12PE1の総排気量は22,801ccらしい。型式はKC-LV780H1、KC-LV781R1、KC-LV781N1、KC-LV781R2、KC-LV781N2、KC-LV782R1。
2000年6月28日に平成11年排出ガス規制に適合し、「ガーラ2000」という名前で発売された[1]。エンジンは8TD1、10PE1で、なぜか高出力車の方が気筒が少ない。V12エンジンはなくなってしまった。型式はKL-LV780H2、KL-LV781R2、KL-LV774R2。
2代目[編集]
2005年8月22日にフルモデルチェンジし発売開始。エンジンはE13C[2]・J08E(9m)。2代目ガーラは日野・セレガとの統合車種になっている。型式はADG-RU1ESAJ、ADG-RU8JHAJ(9m)。
2006年7月5日に平成27年度重量車燃費基準を達成した車両が発売された[3]。なお9m車は対象外。型式はPKG-RU1ESAJ
2007年2月22日に9m車が低排出ガス重量車認定に適合し発売された[4]。型式はBDG-RU8JHAJ。
2010年8月4日に平成21年排出ガス規制に適合し、発売された。このモデルからヘッドライトがパラボラ式に変更されており、衝突被害軽減ブレーキや車間距離警報が追加された[5]。安全装置の追加により前面にはミリ波レーダーが追加された。型式はLKG-RU1ESBJ、LDG-RU8JHBJ、SDG-RU8JHBJ。
2012年6月15日に平成27年度重量車燃費基準+5〜10%達成車が発売された[6]。標準出力車のエンジンがE13CからA09Cに変更されている。高出力車は変更なし。標準出力車が+10%、高出力車は+5%達成。型式はQPG-RU1ESBJ、QRG-RU1ASCJ。
2014年4月1日に高出力車も平成27年度重量車燃費基準を+10%達成した[7]。型式はQRG-RU1ESBJ。
2015年頃に標準出力車が平成27年度重量車燃費基準を+15%達成したため、型式が変更された。型式はQTG-RU1ASCJ。
2017年7月3日に平成28年排出ガス規制に適合した。9mのエンジンがJ08EからA05Cに変更され、トランスミッションがAMTに変更となった[8]。12m車はMTのまま。型式は2TG-RU1ASDJ[9]、2RG-RU1ESDJ[10]、2DG-RU2AHDJ、2KG-RU2AHDJ。
2018年7月6日、ドライバー異常時対応システム(EDSS)を標準装備し、12m車にもAMTが追加された[11]。型式は変更なし。
2019年6月19日、EDSSとACCに改良を施し、オートライト機能が追加された[12]。
2021年頃、法改正によりナンバーの取り付け角度が変更された。
2023年5月30日、日野不正問題により測定した燃費と実際の燃費に差があることがわかり、型式が変更となった。型式は2PG-RU1ASDJ、2KG-RU1ESDJ、2PG-RU1ESDJ。
脚注[編集]
- ↑ いすゞ 大型観光バス「ガーラ」の商品力を強化し「ガーラ2000」として発売
- ↑ 大型観光バス『ガーラ』をフルモデルチェンジ
- ↑ いすゞ、大型観光バス『ガーラ』で”平成27年度重量車燃費基準”を達成
- ↑ いすゞ 大型路線バス『エルガ』を新長期排出ガス規制に適合させ発売
- ↑ 大型路線バス・大型自家用バス『エルガ』、大型観光バス『ガーラ』をポスト新長期排出ガス規制に適合させ発売
- ↑ いすゞ、バスシリーズを改良し発売
- ↑ いすゞ、バスシリーズを改良し発売
- ↑ いすゞ、大型観光バス「ガーラ」を改良し発売 -平成28年排出ガス規制への対応、安全性の向上-
- ↑ 日野不正問題により後に型式が2PG-RU1ASDJに変更されている。
- ↑ 日野不正問題により後に型式が2KG-RU1ESDJ、2PG-RU1ESDJに変更されている。
- ↑ いすゞ、大型観光バス「ガーラ」を改良し発売 -ドライバー異常時対応システム(EDSS)を全車標準装備、AMTを全車に展開-
- ↑ いすゞ、大型観光バス「ガーラ」および中型観光バス「ガーラミオ」並びに 大型路線バス「エルガ ハイブリッド」を改良し発売