OVA

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OVA(オーブイエー、Original video animation)とは、オリジナルビデオアニメのことである。映画テレビに続く第3のメディアである。最初からビデオソフトとして発売されることを前提として製作されたアニメ作品のことを指す。

概要[編集]

日本におけるOVAの歴史昭和58年(1983年12月21日に発売された『ダロス破壊指令!』から始まった。この作品の監督押井守が務めた。

OVAが生まれた理由として、テレビも映画も既に本数的に「当時」の技術ではピーク状態になっていたこと、ファンの嗜好の多様化に対処するためにはもっとフットワークの軽いメディアが必要だったことなどが挙げられる。また、テレビや劇場版アニメに比べて企画などの制約が少ないことや、アニメファンに当時、ビデオの普及率が急速に高まりつつあったのが理由として挙げられる[1]。ただ、1983年の段階では「劇場版アニメの代用」的な性格が強くて、時間も1時間から1時間30分、価格にいたっては1万円前後というのが主流だった。しかし時がたつにつれて次第にテレビシリーズのように30分、全12話といった形になり、価格も1本5000円前後というリーズナブルなスタイルに落ち着くことになった。

1991年にはOLA、すなわちオリジナルレーザーディスクアニメが誕生し、『炎の転校生』がその形態で発売された。だがOLAはレーザーディスクプレイヤーの普及率の問題から拡大せず、ビデオ版すなわちOVAが発売されることで落ち着くことになった。

アニメV』(学研)という専門誌も創刊され、ジャンルとしてOVAは一時は定着し拡大した。だが、1995年頃から深夜アニメが急増してゆくと、OVAの独自性は次第に薄れて本数も激減する。現在でもOVAのリリースは続いているものの、最早当初の役目は終焉しているともいえる状態にある。

OVAから『機動警察パトレイバー』などの名作も生まれており、アニメに対する貢献度が高いのは現在においても続いている。一方で近年は質が低い作品が増加している。

脚注[編集]

  1. 1984年におけるビデオの一般世帯への普及率は約19パーセントである。