人工多能性幹細胞

人工多能性幹細胞（じんこうたのうせいかんさいぼう）は、血液や皮膚の細胞に人工的に遺伝子を入れるなどして、様々な細胞に変化できる能力を持たせた細胞のことである。別名をIPS細胞（アイピーエスさいぼう）という。万能細胞の一種である。京都大学の山中伸弥教授が、平成18年（2006年）にマウスで、平成19年（2007年）に人で作製を報告し、平成24年（2012年）にノーベル医学生理学賞を受賞した。怪我や病気で失われた組織や臓器を修復する再生医療に応用されるほか、細胞レベルで病気を再現して有効な薬を探す取り組みも進められている。

外部リンク

（関連組織・会社）

• “京都大学 iPS細胞研究所 CiRA”. 京都大学. 2014年8月18日確認。
• “iPSアカデミアジャパン株式会社”. 2014年8月21日確認。
• “iHeart Japan株式会社”. 2014年8月21日確認。

（関連プロジェクト）

• “iPS Trend”. 科学技術振興機構. 2014年8月18日確認。
• “滲出型加齢黄斑変性の臨床研究”. 理化学研究所. 2014年8月18日確認。
• “再生利用実現拠点ネットワークプログラム”. 再生医療実現拠点ネットワーク事業. 科学技術振興機構. 2014年8月21日確認。

（情報・ニュース）

• “ヒト人工多能性幹細胞（iPS細胞）の樹立に成功”. ニュースリリース. 京都大学 (2007年11月21日). 2014年8月18日確認。