Linux
Linux(リナックス)はUNIX互換のOSファミリである。1つのOSではない。GNU/Linuxとも呼ばれる。狭義ではLinuxカーネルを指す。
Linuxの発音は正式に決まっておらず、様々な呼び方があるが日本では「リナックス」が広く定着している。
概要[編集]
Linuxは一般的にLinux カーネルやそれを用いたオペレーティングシステムのことを言う。主に組み込みシステムやサーバーで多く使用されている他、パーソナルコンピュータでも使用されている。
Linuxのライセンス体系はGPLでオープンソースソフトウェアとして無償配布されている。そのため、商用での販売がされているLinuxディストリビューションも存在する。
また、世界中の技術者や企業が協力し改善していくことで高い信頼性をもっている。
起源[編集]
1991年、当時、フィンランドの大学院生であったリーナス・トーバルズがMINIX(UNIX)のカスタマイズをきっかけにゼロからOSを作成し始めたのが始まりである。UNIX互換はあるが著作権に触れないように一から作り直されており、UNIXそのものではない。
1992年にTanenbaum教授は古い技術のモノシリックカーネルであることやポータビリティに欠けることからLinuxを批判した[1]。
1994年にLinux 1.0がリリースされた。
体験版のような[編集]
LiveCDを使うと、Linuxをマシンにインストールしないでも試しに使う事が可能。Windowsマシンでも一応マルチブート環境にできる。
Windowsが起動しなくなった時にLinuxを使ってデータをサルベージする用途で使う事もできたりする。
しかし種類がめちゃくちゃ多くて選びきれない。一番早いのってどれやねん!ってなる。
主要なディストリビューション[編集]
詳細は「Linuxディストリビューション」を参照
Linuxは、使用しているパッケージマネージャーやその仕様により、「ディストリビューション」という枠組みで分類される。以下、特に著名な二大ディストリビューションを示す。
- Debian系
- 「dpkg」や「APT」をパッケージマネージャーとして採用しているディストリビューション。
- RedHat Enterprise Linux系(RHEL系、Fedora系)
- 「RPM」、「yum」、「DNF」をパッケージマネージャーとして採用しているディストリビューション。
他にも、全部自力でビルドするディストリビューションから、ディストリビューションですらないものまで、さまざまなものがある。