2011年世田谷区長選挙

2011年世田谷区長選挙は、東京都にある世田谷区の区長を選出するために行われた選挙で、第17回統一地方選挙後半戦投票日である2011年4月24日に投票が行われた。

概要

区長の任期4年が満了したことに伴って行われた選挙である。現職の熊本哲之が不出馬を表明。選挙には5人の候補者が立候補した。当初は世田谷区議会議長であった、川上和彦が自民党推薦で出馬予定であったが、民主党の東京都議会議員であった花輪智史が、都議会最終日直前に会派を離脱し築地移転の予算案採決に賛成。その後、自民党東京都連は花輪を区長候補として推薦。川上も地元区議の一部が支援する保守分裂の選挙となった。一方、前衆議院議員の保坂展人が下北沢の再開発の見直しを求める市民団体を中心に立候補を促され出馬。民主党も世田谷区議だった菅谷康子を擁立し、共産党は民主商工会事務局長だった慶野靖幸を擁立。混戦の中で知名度を生かした保坂展人が当選を果たした。

基礎データ

• 選挙事由：任期満了
• 告示日：2011年4月17日
• 投票日：2011年4月24日
• 有権者数：690,738名
• 候補者：5名

選挙結果

投票率：41.76％（投票者数288,486名）前回投票率41.28％

候補者別得票

当落	候補者	党派	新旧	得票数	得票率	推薦・支持党派
当選	保坂展人	無所属	新人	83,983	30.7％	社民党・国民新党・新党日本・生活者ネットワーク
	花輪智史	無所属	新人	78,444	28.7％	自民党
	川上和彦	無所属	新人	60,340	22.1％
	菅谷康子	無所属	新人	40,831	14.9％	民主党・減税日本
	慶野靖幸	無所属	新人	9,963	3.6％	共産党
	有効投票			273,561
	無効票			14,925
	投票総数			288,486

出典：“平成23年世田谷区議会議員・区長選挙　投票結果”. 世田谷区選挙管理委員会 (2011年5月13日). 2015年4月25日確認。