麻薬取締官
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麻薬取締官(まやくとりしまりかん)とは、薬物犯罪専門に捜査を担当する特別司法警察員のことである。通称は麻取(まとり)、あるいは麻薬Gメン(まやくジーめん)。
概要[編集]
厚生労働省の医薬・生活衛生局が管掌し、各地の地方厚生局の麻薬取締部に属している公務員である。
勘違いされやすいが、麻薬取締官は警察官ではない。ただし、麻薬取締官は薬物の不正ルートの摘発を中心に職務に当たっていることから、拳銃の所持を許されており、逮捕権限も所持する特別司法警察職員である。
日本の薬物の多くは海外からの密輸ルートで入手されているため、麻薬取締官は国際的な密売組織を摘発することが多い。そのため、国境を越え、ICPOを通じた各国の捜査機関との連携や国際薬物統制組織などと情報交換や捜査協力を行なっている。
麻薬取締官になるには、国家公務員試験を合格して、厚生労働省に入省することが第一歩となる。ただし厚生労働省に入省しても、麻薬取締官までの道は細く険しいのが実情である。日本の麻薬取締官はその人数が法律で170名と決められており、そのため退職者が出た場合に欠員補充するくらいしか椅子は残されていない。
題材とした作品[編集]
- 映画
- 麻薬売春Gメン (1972年)
- 漫画
- 小説
- ドラマ
- 相棒 season9 第6話「暴発」
- 水曜ミステリー9 「マトリの女 厚生労働省 麻薬取締官」
- ゲーム
- ドラッグ王子とマトリ姫
- スタンドマイヒーローズ