国境

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国境(こっきょう、: boundary)とは、国家の統治範囲の境界線のことである。シェンゲン協定圏内など一部を除けば、一般的に国境を超える際にはパスポートが必要であり、場合によっては査証も必要となる。

国境の歴史観[編集]

国境は何千年にもわたり、同じ地球上であるのにも関わらず自由な人の往来を妨げてきた。この障害は、特に航空機など高速の移動手段が発達するにつれてより顕著になった。また、国境があることによって同じ人間であるのにもかかわらず民族という概念が生まれ、それが度々戦争の原因になってきた。これらの問題を解決するために、20世紀中盤から、国境の壁を低くする取り組みが多くなされてきた。査証発給要件の緩和や、欧州連合のような国際機関の設立が例として挙げられる。これらによって国境を越えた人や物の往来が盛んになり、大きな福利を得たケースもある。

発展案[編集]

これをさらに進め、国境を完全になくし世界政府を設立しようとする動きも盛んになっているが、他方で国境の存在が少なからぬ人々に安心感を与えているのもまた事実であろう。国境が完全になくなるには、地球に住まう人類一人一人が世界市民としての自覚を持ち、国家にとらわれない世界的な視野を持ち、異文化・異民族に寛容になることが必要であろう。

アメリカ=メキシコ国境[編集]

jawp:アメリカ=メキシコ国境」も参照

不法に国境を越えようとする者とそれを取り締まる側との抗争も昔からあり、対応方針について意見の一致が難しいのが現実な模様。