鳳閣寺
ナビゲーションに移動
検索に移動
鳳閣寺(ほうかくじ)は、奈良県吉野郡黒滝村にある寺院で、真言宗鳳閣寺派の本山である。山号は百螺山。本尊は如意輪観音。
概要[編集]
百貝岳の西麓にある寺院で、寺伝では平安時代前期の寛平7年(895年)、聖宝が宇多天皇の勅願により、大峰修行者を苦しめる大蛇を退治し、その折に建立した紫雲臨閣密寺が起源といわれる。
この寺において、聖宝は修験道の組織的な教義を完成させ、修験道の隆盛と共に栄えたと言われる。しかし現在は、仮堂と聖宝の廟塔と伝わる石造宝塔があるのみである。宝塔は高さおよそ2メートルの花崗岩製。基壇の銘から正平24年(1369年)に石大工薩摩権守行長の作品とされている。これは国指定の重要文化財で、覆堂に納められている。
アクセス[編集]
外部リンク[編集]
- 文化財 - 黒滝村WEBサイト
- 奈良のむかしばなし 百貝岳の大蛇(県民だより平成22年11月号)
- 「日本の歴史・文化が息づく吉野山を越えて黒滝へ」ルート詳細 - 歩く・なら