韓 忠(かん ちゅう、? - 184年)は、中国の後漢末期の武将。黄巾賊の大将[1]。
張曼成や趙弘と共に宛県城で朱儁の軍勢と篭城して戦う。しかし趙弘も討たれ、朱儁の勢いに恐れをなして降伏を申し出たが拒否されたため戦意を失い、城外に脱出を図ったところを攻撃されて大敗して生け捕られた。韓忠は助命を願い出たが、新任の南陽郡太守である秦頡は許さず処刑した(『後漢書』)。
『三国志演義』では趙弘・孫夏と共に宛県城に立て籠もるが史実通りに降伏を許されず逃亡を図って戦死した。