霞ヶ浦海軍航空隊(かすみがうらかいぐんこうくうたい)とは、現在の茨城県稲敷郡阿見町に存在した軍事基地である。
阿見町は大正9年(1920年)に内陸部の阿見原に霞ヶ浦海軍航空隊の基地が設置されてからである。昭和4年(1929年)にドイツの大飛行船・ツェペリン号が、昭和6年(1931年)に世界一周のアメリカのリンドバーグ夫妻がここに飛来して話題になっている。
霞ヶ浦は大日本帝国海軍航空隊の揺籃の地とされて、昭和15年(1940年)に霞ヶ浦海軍航空隊から独立して土浦海軍航空隊が誕生している。5年後の大日本帝国の敗北と共に基地はその役目を終えた。
現在、基地跡は茨城大学農学部に阿見町役場、阿見町立阿見中学校、工場用地などになっている。