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電力
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電力は、単位時間に電流がする仕事のこと。また、電流がなくとも電磁界(電磁波)があるときには電力の伝搬を考えることができる。
概要[編集]
電気回路の抵抗の消費電力などといった言葉で使われる。
電力を時間ごとに積算したものは電力量と呼び、電力とは区別される。つまり、電力を時間積分したものが電力量であり、電力量の次元はエネルギーに等しい。
一方で、電力の次元はエネルギーを時間で割った次元である。
単位[編集]
国際単位系 (SI) において、電力の大きさを表す単位はワットであり、単位記号はWである。また、1ワットの電力が1秒間に供給・消費するエネルギーが1ジュールになる。
表記[編集]
- 数式中で電力を表すときはPで表記する。
- 電気工学などでは複素数を用いて表すこともある。その際は、複素電力と呼ばれPcなどと表記する。
- 複素電力の実部は有効電力と呼ばれ、実際に消費される電力やその平均に一致しPと表記される。
- 複素電力の虚部は無効電力と呼ばれ、消費されずにインダクタやキャパシタに蓄積されたり移動したりする電力に相当しPrなどと表記する。
- 交流の電力を求める際には、計算を簡単にするために電圧や電流を最大値(波高)ではなく、実効値で表記することが多い。