国際単位系
ナビゲーションに移動
検索に移動
国際単位系(こくさいたんいけい)とは、単位系の一つ。SIと略称される。
概要[編集]
今日、単位として、世界中で一般的に使われているものである。国際単位系はメートル法を基本に作られ、7つのSI基本単位と、それらの積と商で簡単に作ることができるSI組立単位、使用することで非常に大きな量や小さな量でも簡潔に表すことができるようになるSI接頭辞から構成される。
国際単位系の優れている点は、尺貫法やヤード・ポンド法などのようにたくさんの単位を覚えなくても、7つのSI基本単位さえ覚えておけば、それらの積・商を考えたり、接頭辞を付したりすることによって、非常に多くの単位を簡単に作ることができる点である。国際単位系なくして、現代の自然科学はあり得なかったであろう。
国際単位系の標準として、多くの原器が作られたが、2019年の国際キログラム原器の廃止によって、原器を標準とする単位は姿を消し、全ての基本単位が物理現象を論拠とした単位となった。
その他[編集]
SI基本単位およびSI組立単位で、人名に因んだ単位は全て最初の文字が大文字である。