隣室ストーカー

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隣室ストーカー(りんしつすとーかー)とは、アパートマンションの隣室または上下の部屋の住人などに嫌がらせを繰り返すストーカーのことである。

特徴[編集]

  • 隣人が立てる通常の生活音などに過剰に反応し壁ドンなどをする。
  • 理由もなく壁ドンを始める場合もある。
  • 隣室ストーカーは耳を澄まして騒音を聞き取ろうとする傾向があり、隣室の人が物音を立てないように生活していても、テーブルにコップをそっと置いた程度の音に腹を立て、嫌がらせをエスカレートさせる。
  • 壁越しに姿を見せず間近から嫌がらせをしてくるので心霊現象並に不気味である。
  • 遠方に住むストーカーは時々来るだけなのに対して、隣室ストーカーは毎日深夜まで長時間壁ドンなどの嫌がらせを続け、被害者に多大なストレスを与える。
  • 性格が酷く歪んでいる。パチンコで負けた日は腹いせに隣室ストーカー行為がエスカレートする。
  • ステレオ騒音を注意しに行っても(ステレオを掛けたまま)「ステレオなんか掛けていない」と平気で嘘を吐くなど二重人格的言動をする。
  • 特に隣室ストーカーが無職や、たいした仕事をしていない者の場合、凄まじいストーカー行為をする。逆に無職の隣室ストーカーが仕事を見付けるとストーカー行為は半減する。
  • 定年退職した全世界を敵視する偏屈老人は、隣室へのストーカー行為だけが生き甲斐であり余生の全てである。
  • 集合住宅に住むことなど考えてもいなかった田舎者は隣室ストーカーになりやすい。

行動[編集]

  • 毎日長時間、壁ドンや自室のふすまなどの乱暴な開閉などを執拗に繰り返す。
  • 近所で車のドアを開閉する音がすると無関係な隣室に壁ドンをする。
  • ドアや窓の前に来て中の様子を伺ったりベランダ側から隣室を除き込む。
  • 隣室のドアの前に来て痰を吐いたり、奇声を上げたり、意味不明のことをブツブツ言ったり、わざとらしい咳をする。
  • 床に掃除機を掛けながら壁をガンガン突いてくる。
  • シャワーを浴びながららホースでユニットバスを叩いてくる。
  • 天井にボールをぶつけたり、箒で突く。
  • ドスンドスンと態と大きな足音を立てて歩く。
  • マンションのエレベーターに乗り合わせた被害者の首を絞めた例もある。
  • 1月1日から隣室ストーカー行為を行う。

被害に伴う怪奇現象[編集]

  • 有り得ないような頻度で自転車がパンクするようになる。
  • 自転車の籠などにゴミが入っている。
  • 自動車に、覚えのない傷が付いている。
  • 届くはずの郵便物が届かなくなる。
  • 隣室ストーカーには、公然と嫌がらせをするだけのタイプと、秘かな嫌がらせもするタイプとがいる。この違いは、子供の頃にイタズラなどをしないように厳しく教育されたかどうかによって生じるようである。

二次被害[編集]

  • 隣室ストーカーによる自室前での痰吐きなどは他の住人に誤解を与え、あの部屋の人(被害者)は変な人だと思われる。
  • 隣室ストーカーに「あの部屋の奴(被害者)は悪い奴だ」と言いふらされる。その結果ストーカー行為を手伝う者まで出てくる。
  • 隣室ストーカーは被害者の帰宅と同時に奇行を始めるので、他の住人には誤解が生じ、左右両方向から隣室ストーカー攻撃を受けるようなケースも少なくない。
  • 誤解から第二の隣室ストーカーになった者は「おかしな行動をしているのは隣の部屋の奴ではなく、隣の更に隣の部屋の奴だったようだ」と気付いた後も、引っ込みが付かなくて隣の部屋に嫌がらせを延々と続ける傾向がある。
  • 警察は仕事をする気が全く無く、殺人事件になるまで放置される。

一時的な対策[編集]

ネットカフェなどで寝る[編集]

  • 熟睡したい夜は迷わずネットカフェ等を利用する。深夜料金で安く利用できる場合もある。
  • 深夜まで営業していて仮眠所のあるスーパー銭湯などを利用する。
  • ネットカフェやスパー銭湯に多少金は掛かかるが、帰宅するのがイヤで夜遅くまでさ迷うよりは安上がりである。

車で寝る[編集]

  • 遠すぎず近すぎないコンビニやショッピングモールの駐車場や、公園や観光名所の駐車場などに車を停めて寝る。「隣の馬鹿は今頃、誰もいない部屋に向かって壁ドンしているんだろうなあ」と笑いながら熟睡しよう。
  • あらかじめ寝られる場所を何ヵ所か考えておき、アパートに戻るか?車で寝るか?車を何処に停めて寝るか?と迷わなくて済むようにしておく。迷って車で走り回るのは時間と燃料の無駄だからである。

耳栓をする[編集]

耳栓は画期的な隣室ストーカー対策のようなのだが、騒音による苦痛が少しだけ軽減するだけである。耳栓をしていても隣室ストーカーからの壁ドンなどによる敵意表明は十分に認識できるので、それを認識できたことによる精神的苦痛は殆ど軽減しない。騒音による苦痛が軽減しても壁ドンによる震動が軽減するわけではなく、耳栓は無いよりはマシな程度である。また、隣室ストーカーが想定外の行動に出た場合、耳栓をしているとそれを察知できなくなる危険がある。

やり返す[編集]

殺人事件に発展する危険があり、お勧めできる方法ではないのだが、隣室ストーカーが、長時間に渡って断続的に軽い壁ドンをしてきて、無視していても一向に止めようとしない場合、相手が壁ドンをした直後にやや強めに一回だけ壁ドンをやり返す。すると相手は強い壁ドンを数回してくるがその後は大人しくなる場合がある。隣室ストーカーが無視されると腹を立てる性格で、しかも、単細胞かつ執念深くないタイプである場合にのみ有効な方法である。また、やり返すときには、壁を壊したり天井に穴をあけてしまわないように力加減をすることを忘れてはいけない。

究極の対策[編集]

一戸建ての家に住む[編集]

実家に帰る[編集]

アパートの上下左右の部屋を全部借りてしまう[編集]

とは言うものの、自室は隣室ストーカーの部屋と隣接しているため、そこを借りることは現実的でない。被害を受けてからの対策というよりも究極の予防策である。

隣室ストーカーの原因に関する諸説[編集]

通常の説[編集]

  • 被害者は愛車のマフラーを改造していて、それが凄まじい騒音を発し、強い反感を持たれている。
  • 駐車場所を間違えたり、来客の車を隣室の駐車スペースに停めさせたりすると隣室ストーカー行為が始まる場合がある。
  • 逆に自分の駐車スペースに駐車した隣人に注意すると逆恨みの隣室ストーカー行為を始める場合がある。
  • 不動産屋や管理会社による駐車場所の取り決めが杜撰で駐車に関するトラブルが多いと隣室ストーカー行為が起こりやすい。
  • 被害者は電話をするときに大声を出す癖がある。
  • 被害者は夜中でも大きな音を立てて車のドアを開閉している。
  • 被害者は、激しい足音を立てている。
  • 被害者は乱暴に窓を開閉する癖がある。
  • 結婚できない男や、女房に逃げられたダメ男が、隣の仲の良い夫婦を妬んで嫌がらせをする。
  • アパートやマンションが手抜き建築で、防音断熱材が入っておらず、被害者の生活音によるストレスで加害者(隣の住人)は精神を病んでいる。
  • 被害者の部屋に以前住んでいた者が、今の加害者と壁ドン合戦をしていた。加害者は、被害者とその部屋の以前の住人との区別が付かないほど精神を病んでいる。

特殊な説[編集]

  • 天罰説。引っ越しても引っ越しても、引っ越し先で別の隣人から同様の被害を受けるならば、別の所で働いた悪事への天罰の可能性を疑う必要がある。
  • 呪い説。天罰説と同じく引っ越しても引っ越しても隣室ストーカーに悩まされるならば、誰かから呪いを掛けられている可能性がある。
  • 普段の行いの悪い者や間違いを押し通すのが好きな人は、隣室ストーカー被害に遭ったとき「天罰が下った」か「呪いを掛けられた」のかも知れないと考えた方が良い。

逆恨み説[編集]

  • 性格の歪んだ者に、車の停め方や深夜の音楽観賞を、直接、又は、不動産屋を介して注意すると逆恨みの隣室ストーカーになる場合がある。

特殊な隣室ストーカー[編集]

隣室ストーカー被害は、アパートやマンション住まいの人が受ける場合が多いのだが、一戸建ての家でも、隣の家から隣室ストーカー的な被害を受ける場合が稀にある。

関連項目[編集]