阿弥陀院(あみだいん)とは、茨城県常陸大宮市国長834に存在する寺院である。
弘法大師が出羽国三山、中尊寺、二荒山を行脚した際に、ここに立ち寄って創建したのが起源といわれている。当初は寺運が栄えて堂塔や伽藍を備えた大寺院であった。しかし、その後は衰退して宝徳2年(1450年)になって祐誉によって再興がなされた。大正時代に台風によって本堂が崩壊したが、昭和時代になって再興された。
本尊には阿弥陀如来脇侍三尊像があり、鎌倉時代中期の貴重な作品で茨城県の文化財に指定されている。